飛車落ちで一番有名な定跡といえば右四間飛車定跡でしょう。 私も上手を持つとかなりの確率で指されます。 ここから▲4五歩△同歩▲同銀、と進めるのが有名な定跡で、手順によっては詰み近くまで定跡化されています。 しかし、この図と手順に2つの重大な事実を発見しました。 銀冠 ▲4五同銀 この2つの手は、将棋AIによるといずれも評価値を落とす手なのです。 いままで常識とされていただけに、驚きもあります。 どの囲いがいいのか 囲いは、銀冠に組まなければいいのです。 こうした図から▲7七角~▲8八銀~▲8六歩~▲8七銀と組み替えるのが常識とされていますが、実はこの金無双で囲いは十分です。 流行の「elmo囲い」も評価値は悪くありません。 銀冠に組むと、評価値でいえば500点ほど落とします。手数をかけて、かえって自陣を弱体化させているのでしょう。具体的な理由も後述します。 どう攻めるのか では将棋AIはど