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買ってよかったもの
tomohiro358.hatenablog.com
令和の50代はまだまだ野心家 先日、久しぶりに同期入社だったAに会い漁港で食事をしました Aの現在の会社は「役員は皆、社長一族が占めて、そうでない俺たちは役員にはなれない」とのことでした 「なぜ役員になりたいの?」と尋ねると「ずっと役職者でいられるから・・・」とのこと ようは60代も70代も役職をもった指導的立場でいたいという気持ちが強いのです 「俺たちが最初にいた会社は大企業だけれど、父親から社長を継いだ3代目社長は、59歳で社長を降り、普通の社員にその座を譲ったよね」 と言い、私達はその潔さを我々は評価していたと念を押します 会社の文化なのだと思いますが、60歳を越えて役員をしている人はいませんでした 55歳定年の昭和の時代と違い、今は50代さらには60代でも高い地位でいたいという気持ちが強い人が多いです 昭和の50歳は「もう数年で定年かあ」でしたが、今は「まだまだこれから!」なのだと
リアリティショック 企業は商品やサービスを売り込む宣伝では当然「いい商品」と「いいイメージ」を発信します 採用も同じく企業のいいイメージを売り込みます 「うちの会社はブラックで、昨年も多くの人が辞めた」などを発信する企業はありません 採用の基本は『できるだけ多くの志望者を確保し、厳選して質のいい人材を確保する』ことです 「この商品欲しいな!買おう」 「この会社で働きたいな!受けてみよう」 という発信でなければなりません 営業企画の仕事もしていたことがあるので、大企業に対しては『過大広告・宣伝』に対するチェックはかなり厳しいものがあります 「入社してみたら想い描いていたイメージと違う」は大なり小なりありますが、そのギャップが大きすぎて、モチベーションダウンや退職に直結することを『リアリティショック』と言います 採用に対しても、あまりにも入社後にギャップがある場合は、ネット採用の大手から警告は
戦後最も苦労した氷河期世代 戦後の日本の高度成長期からバブル期に入社した人達は、何回か短期的な不景気があったにせよ、順風満帆な就職活動ができたと思います 私は氷河期世代ではないですが、入社して採用業務についた時は氷河期が始まりつつありました 年々『学生数は増え、求人は減っていく』という現象が深刻化していきます 入社当時「ババな学生を引くなよ!成長意欲が無いから能力が伸びないし、伸びないのを会社のせいにしてくる」など、採用が苦しいからといって変な人材とると後が厄介だとよく口にしていた上長が、数年もすると「これほどの人材も落とさなければならないんだ」とため息を吐いていました 1991年のバブル崩壊により有効求人倍率は低下を続け、1999年には0.48倍まで下がり、この世代は「ロスジェネ(ロストジェネレーション)世代」とも呼ばれることになります まさかと思うほどこの時代は長く続きます 本来は入れ
摺り込む「勤労」と「忠誠心」 新入社員研修を長く担当してる立場から本音で話すと、研修の目的は企業に採って利益を生み出してくれる人材に作り替えることなので『企業に都合のいいことが中心』になります ・タイミングよく転職して実り多い人生の送り方 ・お金持ちになる方法 などは自分で学ぶことになるので、当然人生の終わりには格差が生まれます 企業が求めるのは『勤勉』『忠誠心』『自社が求めるスキル』です 国が求めるのは『勤勉』『納税』『消費』です 両者に共通することは『勤勉に働いてくれること』です 私達人間は何を求めるのでしょうか? よく勉強していい学校に行くこと・・・ よく働いて出世すること・・・ ではなく『幸福になる』為に生きています 勉強も労働も幸福になる為の一つのプロセスです 異常に大脳が発達した我々人類は「生きる意味とは」などを考えようとしますが、そこには意味はなく解釈があるだけです そもそも
子供との議論の題材にベター 子供も大学生になってくると少しずつ報道に興味をもつようになります 今までは『知識の吸収』が評価基準でしたから「答えのない問題を考える訓練」というものをあまりしていません 知ってる知っていないが『知識』 答えのある問題をより早く正確に導き出すのが『知能』 答えのない問題を考え抜く力が『知性』 であり、社会に出ると答えのない問題ばかりになり、知性がないと他責思考人間になってしまいます 「議論する社会問題なんて多すぎる!」のですが、ちょうどいいのがユーラシアグループがこの時期に発表する『世界の10大リスク』です 子供たちも「猛暑がきついよね」とか「物価が上がってる」や「早く103万円の壁なんとかしてよ」など、自分の生活と直結したものはそれなりに考えてはいます 「トランプがめちゃくちゃなこと言ってる」「電気自動車はダメらしい」などはなんとなく口にしますが、因果関係までは
中小企業も賃上げしている 人手不足が少しづつ始まりつつあり、連合が公表した今年の春闘の最終結果によれば、平均賃上げ率は5.1%と大幅な賃上げでした 「大企業は賃上げができるが中小は出来ない」など報道されてますが、中小企業の賃上げ率も4.45%と日本全体が賃上げの方向に動きはじめているます 「大都市部は賃上げが活発だが田舎は苦しい」とも聞きますが、私のようにリゾート部門の採用をしている側からすれば「田舎は客は大勢くるが労働人口が少ない」ので、東京と大阪のパート社員が時給1500円なのに対して、田舎は破格の2000円です この時給の高さは、イコール「採用に苦戦している」ことになります 日本に来る観光客も様々な地域に分散をしており、多くのお金を落としてくれて有難いですが、労働人口がそれに追いつかなくなっています 世の中は相場で変化していきます もう「AIやマシンに仕事を奪われる」や「時給1500
3世代同居の激減 新入社員が「うちのチームの中で唯一Aさんはサザエさんのような家庭で育ち・・・」と三世代同居は珍しいもののように話しました 祖父母と同居して育った若者は珍しくなってきたようです 人口減少が続いているにもかかわらず、世帯数は増えていますので、各世代別々に暮らすようになってきています 自立した子供と、子供が巣立った夫婦と、引退した老夫婦はそれぞれ生活のペースが違うので三世代別居は理にかなってるといえる部分もあります 企業においても高度成長期の昭和入社と、平成の就職氷河期世代と、現在の若者不足の金の卵世代では、やはり育った時代背景が違います 企業も様々な年代がバランスよく在籍する方がいいといいます X世代・Y世代・Z世代がバランスよくいる組織が理想的といえます 血でつながった家族の場合はより世代別エネルギーが重要なようです 祖父母は床の間に飾ってでもいてほしい 昭和に比べると祖父
競争は資本主義の原動力 組織が大きくなるほど競争の原理が働きます 「皆、必死に競い合ってる!」とスポーツ的に見るか 「出世の為に人を蹴落として汚い」とダーティーな見方をするか 人それぞれですが、資本主義は競争を原動力にして発展していきますので、大きな組織になればなるほど『多くの新卒を競わせて組織の原動力とする』という構造です 「人を数字で判断するのは血が通っていない経営だ」 「皆平等に扱ってほしい」 という声は必ず上がりますが、これに人事が反応することはありません 企業がもっとも警戒するのは『能力は低いが意欲は高い人』で、懸命に努力し頑張っているが成果は上がらない人は『能力の低さが一生懸命な頑張りでカモフラージュされている』からです そもそも高校受験から皆『数字で線が引かれる』という格差社会を経験しているはずです 意欲とか努力は美しいですが曖昧で、最も信頼できるのが数字です 「努力が報われ
「人を雇う」はかなりのコストになる 日本人の給料は上がり始めてます 特に大卒の初任給や20代・30代の年収は上がっています 50代は役職定年などで下がってますが、若い世代は上がり続けていくと思います 先日、人事内で驚きの数字が出て2040年を待たず『人を雇うなら年収800万になる』と算出されました 「中小企業の部長の年収じゃないか!」と思ってしまいます 昭和の高度成長期の給料がどんどん上がり「高卒は金の卵」と言われていた時代に近くなりそうです 高卒の求人倍率は10倍近くに跳ね上がりそうです 昭和の金の卵時代が4倍弱でしたから、超超売り手市場で、しかもかなり長く続きます 『仕事に人を使う』はかなり高コストで贅沢な経営になってきます 採用担当者は営業担当よりアクティブな仕事になってきそうです 『世の中は相場で動いている』ので、超人手不足社会は働く人の賃金を上げ続けます ブラック企業もなくなって
伊藤忠CEOに学ぶ ビジネスインサイダージャパンに掲題されていた伊藤忠商事の『商人としての心構え』が非常に参考になったので紹介していきます 伊藤忠が圧倒的な成長を遂げている要因の一つに、創業以来受け継がれてきた「商人」としての心構えがあります 商人ならば言わない言葉、やらない行動が非常に参考になります 1.外部環境のせいにしない!社内ルールを変えろとは言わない どの会社にも社内ルールがあり、数々の法令を遵守することも働く人間の責務ですが、決められたルールに対して、文句を言う人間がいます 自分の都合、外部要因を主張して決まっているルールを変えようとする人間もいます ですが伊藤忠商事では 「商人であろうとするならば社内ルールに異を唱えてはいけない」 「 社内のルールはスポーツのルールと同じ 」 と考えており、サッカーは11人でやるのがルールで決まっているが「うちは弱いから12人でプレーしたい」
心は言葉で出来ている 新年あけましておめでとうございます 毎年信念に同じことばかり言ってますが『自分に言い聞かせている』ということでお付き合いください 昨年のように能登の大震災からスタートすると、やはりマイナスな気を多く取り込んでしまいます 今年はプラスな言葉を多用したいですね 「できる」「いい方に向いていく」「いい年になる」などなど陽の言葉を自分に、周りに発信していくことです 逆にマイナスな言葉はスルーしていく方が賢明です 私達の身体は食べたものでできています 私達の心は取り込んだ言葉でできています 人は1日に6万回の考える&想うを行うそうですが、6万回も陰の考える&想うを繰り返したら心が冷え切ってしまいます また『笑う』は高等生物である人間だけの行動です 猫や犬は怒りや悲しみは表現しても笑いはしません 笑うも心を明るくしてくれます 陽の言葉を多く発する人や、笑いを提供する人は素朴な神様
岸田政権は税収入過去最高 「増税メガネ」と言われ続けただけあって、岸田政権では税収入が連続して過去最高で、石破政権になっても過去最高額を更新中です ここまで増税が進むと国民も頭が良くなり、オールドメディアを見放しSNSからその真実を突き止めようとします 「日本はGDPの3倍の借金がある」 「このままいくと少子高齢化で年金は破綻する」 という増税擁護の理屈も通用しなくなってきました 税金と物価の上がる日本で伸び続けているのがNISAです 昭和の日本は何かにつけて「貯金!」「貯金!」でしたが、金利がつかない時代になると貯金はしなくなります 日本とイタリアの貯蓄率低下は特に顕著で、ドイツやフランスはあまり変化がありません 増税と物価上昇と少子高齢化が進む日本では「将来に対してなんかしなければ!」「貯金しててもお金は増えない」でNISAが注目されたようです 株式投資のスペシャリストからすると 「イ
会社の最前線が営業 私が新卒で入社した会社は大卒男子は90%営業スタートでした 採用に配属された私も「目標採用数に大幅未達」という理由で採用にいた同期は全員が半年で全国の支店に営業として出されました 平成とは言えまだまだ昭和のモーレツの熱量が強い時代「結果が出せなかったなら売上で貢献しろ」という倫理が通った時代です 社会人のスタートは集団左遷から始まります 日本人は親も子も「東京の本社で働くのがいいこと」という風潮があり、地方で営業に転属を都落ちのように捉えていました ほとんどが意気消沈して地方の支店に転勤していきましたが、私の場合はこの令和から見れば乱暴とも言える会社の方針が好きでした 「営業は目標数値やノルマを追う毎日だ!」 「売上を棒グラフなどで競わせられる」 「顧客のわがままに振り回される」 などを理由に営業職を嫌う人間もおり、企画やマーケティング、商品開発などクリエイティブな仕事
時代変化で消える仕事が一般的だったが 古い街の地図をみると今住んでいる私の家は氷屋さんでした 「氷屋?かき氷でも売ってたの?」と思いましたが、冷蔵庫が今のように電気で動く前は、大きな氷をのこぎりで切って冷蔵庫に入れていたそうです 古い街の地図をみると馬車道が走っていたり、肥溜めがあったりします この辺も今は自動車と農業用肥料に置き換わっています 『時代の変化で仕事がなくなる』というのが今までは一般的でした これからも時代変化でなくなっていく仕事は当然出てきます 私が学生の時に見ていた「通勤電車の中で神業のように新聞を折りながら読むサラリーマン」も新聞の減少と共にスマホに変わりました テレビの視聴率も半分以下、本屋も半分以下になりました 時代変化、AIやマシンへの代替え以外でもなくなる仕事は出てきそうです 労働力の奪い合いになる 今話題となっている年収の壁ですが、従業員数50人以下の企業は年
当たり前に働いていた人達がいなくなったら 世の中に必要とされない仕事はない その仕事は必要がないという考え方があるだけです 新入社員入社研修にいつも使用する福島正信さんの言葉です 「自分の仕事は意義がある!世の中に必要とされている」と解釈しようとするのに、他人の仕事に対しては冷淡な解釈をしたりします まずはすべての仕事に対して「お陰で」という感謝の気持ちをもてば、社会参加の姿勢も変わってきます 荷物を届けてくれたドライバー 安全点検をしてくれている作業員 社内をきれいにしてくれている清掃員 視界に入っていない⇒認知されていないや、感謝していないでは、社会人としては2流に見えます もし、この方たちがいなくなってしまってから「こんなに困るとは思わなかった」では遅すぎます 人手不足が急速に深刻化していく日本では、これからこのようなことは頻繁に起こってくると思います 私達の生活を変える人手不足 先
働きアリ気質は誇るべき 子供のころ「日本は資源がない国」と教わります それに対し政治家が「日本の資源は勤勉に働く国民だ!」といったのを覚えています 戦後復興に向けて懸命に働く日本人を見たイギリス人は「ウサギ小屋の働き中毒」と笑いました 本来の日本人は死ぬまで働き続ける働きアリのような人種なのかもしれません 引退すると、女性は生き生きと人生を楽しんでますが、男性はしぼんでしまう人が多いです 昭和世代は特に「1日なにをしていいかわからない」という暇を持て余す引退後の男性も多いです 多くの先進国は少子高齢化社会になっていきます AIやマシンに代替えしていっても追いつけるものでなく、深刻な労働力不足になります 「別にすることもないし、働けるうちは働きたい」という人もいれば「いつまで働かせる気だ!」という人もいて様々ですが、全体的に「引退してもすることがない」という人の方が多いように見えます 『遊び
いつまで管理職でいられる? 昭和の常識は ・新卒で入社した会社に終身雇用で最後まで勤める ・初任給は低いが年功序列で役職と給料は自然に上がっていく ・55歳定年退職時には高額な退職金がもらえる ・それ以降は悠々自適な年金暮らし と摺り込まれて働き続けていたと思います それが令和の社会では ・スキルを磨き自分の価値を高めてステップアップ転職をして年収UP ・40代後半から役職定年がはじまる ・年金では生活できず働けるところまで働く ・基本退職金は高額ではない ・定年再雇用では新入社員並みの給料になる ・副業で稼ぎ、少額インデックス投資も当たり前になりつつある がスタンダードになり、若い世代はそれが当然のように生きています 「こんな社会に変化するとは思わなかった」 「バブル崩壊後、ここまで長く景気低迷するとは思わなかった」 「ここまで銀行金利が下がるとは思わなかった」 「途中で管理職から降ろさ
SNSの規制について考える オーストラリア政府は世界に先駆け16歳未満のSNSの使用に制限を設けました SNSにより子供たちが傷つき、自殺までする子がいるからです SNSの規制といえば中国ですが、一般人の動機のわからない大量殺傷事件が頻繁に起きていますが、経済の冷え込みが厳しい中国では失業や給料の未払いなど、生活が苦しい人たちが急増しています SNSにその苦しみを発信してもすぐに削除されてしまう 「自分はこんなに苦しんでいる」ということをわかって欲しいのに、まるで社会から無視されているような状態が「目立つような大事件を起こそう!」という心理に向かうようです そのような意味では、SNSはガス抜くのような役割があるのかもしれません 「SNSは誰もが多くの人達とつながることができる素晴らしいツール」 「見えないところから人を批判し、傷つける卑怯な奴がたくさんいる」 など様々な意見が飛び交いますが
薄給+過重労働 メンタルの不調は軽く自覚のないものから重く深刻なものまであります 私のようなX世代は終身雇用&年功序列が当たり前の時代に社会人となり、ひとつの組織に忠実に生涯勤めるように摺り込まれて社会に出ているため、ジョブ型に移行した社会変化についていけずメンタルを病む人も多いです 逆に若い世代は昭和頭の管理職と合わなかったり、組織が古い体質でメンタルを病んだりします 昭和入社の社員が「昔はね、仕事がきつくても給料がグングン上がり続けたからね、働く張りがあったけど、今は伸びないのに仕事量も責任も重くなっていくからきついよね」と語っていました 薄給+過重労働がメンタル不調の原因になっていると述べる方は多くいます 私も7時に家を出て、帰宅が12時過ぎの時がありましたが、ボーナスが〇百万円出ていた頃はメンタル不調などは無縁でした 〇千万円稼ぐスポーツ選手など、いかに練習がきつくてもメンタル不調
日本で怖いのは熊 リゾート部門の全国の新入社員を集めて行う入社研修では災害対応の中に『害獣対応』の項目があります シティホテル勤務の場合は獣害とは無縁かもしれませんが、リゾートホテル配属のメンバーには重要です 私もリゾート部門の採用・教育に異動になり、もっとも面白いと感じた講義時間です 「鹿に残飯を荒らされた」 「猿に宿泊客が襲われた」 「スズメバチがでるようになった」 などいろいろありますが、日本で一番怖いのは何と言っても熊でしょう 「ホテルについて車から出ようとしたら熊がいた!」など、都会から来たお客様にとっては想定外の出来事です 連日報道されるようになった熊の被害ですが、増え続けている印象です 大きなずんぐりむっくりした体に似合わず、走る速度は40キロですからウサインボルトでも逃げ切れません 猟師さんの話によると子供連れの野生動物が一番凶暴だそうですが、猪のようにたくさん子供を産む動
まず否定するは老害の始まり X世代は企業で責任の重いポストにおり、Z世代の親でもある場合が多いです 言い方を変えれば、部下の育成と子供の育成をする場合が多い世代といえます 部下や子供が何かやろうとしているのを『まず否定から入る』ことはないでしょうか? 部下のチャレンジ 子供の就職の進路 などに対し「これから人口が減るし・・・」「その仕事はAIがやるようになる」など、若い世代の熱量に水をかけるような言葉です 夢やロマンをもつ若い世代に対し、好奇心も夢もロマンも薄くなり、現実のシビアさだけは嫌というほど体験してきたので、冷めた言葉を発信しがちになります また筋肉が減り動くのが億劫になると、無意識に脳を動かすことを嫌うようになっていきます 脳を動かすということは、かなりのエネルギーを使うそうです できるだけ変化が無いように できるだけ脳のエネルギーを使わないように なりだすのが50代からのようで
あらゆることを学びつくしたデカルト 人間は一生のうちに多くのものを学びます 学校の座学から、社会に出てからの体験学習まで多種多様のものを吸収していきますが「1日は24時間」という絶対的な平等性があるので、後は頭脳明晰か否かということになります 同じ100時間でも頭脳明晰か否かで学べる量も質も違ってきます この頭脳明晰な方々が創り上げた原理原則は私のような凡人に『ものの考え方』を教えてくれます 中世欧州のデカルトは欧州で一番有名な学校に入り、哲学・数学・医学・法学・詩学をはじめ、錬金術・占術・魔術まで学び尽くします 「すべて学んだけれど、どれもイマイチだ!疑い始めるとどれもボロが出る!真理を極めてない!」とバッサリ言い切ります 古今東西、天才とは言うことが違います 「紙に書いてあることは学び尽くしたので、今度は世界という大きな書物を見てやろう!」と9年間旅をします その体験学習から学んだこと
苦しみを解決したい 世の中の企業は「お困りごとの解決」「より便利に快適に」「快楽を提案して幸福度を上げる」などの活動で、その対価を消費者から得ています 私達は『世の中を良くするために働いている』と同時に『幸福になる為に対価を払っている』社会的動物といえます 人には陽転と陰転がありますが「世の中は多くの人のお陰様でどんどん良くなっている」と陽に見るか、マイナス面ばかり目をやり不平不満を蓄積していくかで、社会が陽にも陰にも変化していきます ニーチェは『世の中に真実などない!あるのは解釈の違いだけだ!』と述べていますが、解釈の仕方やものの見方で幸福や不幸が決まってくる気がします 人は勉強する為でも働くために生まれてきたわけではなく『幸福になる為に生まれてきた』のであり、幸福になる為には知識が必要で勉強し、幸福になる為にはお金が必要で労働して給料を得ています 日本人は無宗教などと言われながら『身の
役職定年はなぜ起こるのか 私の部署でも、もう5年にわたり役職定年をいつにするのかを議論しています なぜ長引くかといえば「役職定年なんてひどい!」という50代の強烈な反発があるからです 私が最初に勤めた会社は平成5年から管理職の降職基準をつくり実施していました いい悪いは別にして、バブル崩壊後のかなり早い頃から実施していましたので『年功序列制度にメスを入れる』会社だったといえます かなり強引に会社が取り組んだので、労働組合の職場委員の会合では「なんでこんなひどいことをするんだ!」と上の世代が憤慨していたのを横目で眺めていました 降職は年齢ではなく基準の数値がありましたが、支店長や営業管理職などは40代後半からの方々が大多数でした もちろん実績が良ければまた復帰します 現在の役職定年は年齢で一律に降職していきますが、優れた人は60歳過ぎても会社が頭を下げ管理職延長をしていました そんな中で四半
情報民主主義の時代 私が新入社員の頃、新宿に向かう混雑した満員電車の中で新聞を小さく折って読むサラリーマンはたくさんいました またこの折り返していく手馴れた動作が素晴らしいと毎日感心していました CDウオークマンで音楽を聴きながら通勤してくる私は「新聞を読んでから朝礼に参加しなさい」とよく注意を受けていました 今はLINEに送られてくるニュースを読みながら通勤していますが、情報収集のカタチもどんどん変わってきています 2009年まで5,000万部を超えていた発行部数は 毎年100万部以上減少 し、2020年には約3,500万部になりました 転勤族だった私は、引っ越し先で一番最初に言葉を交わすのが新聞勧誘員の方でした 当時は新聞をとるのが当たり前だった時代です 新聞だけでなく本屋も半分に減りましたので、紙の情報というのはかなり減ってきています 情報民主主義時代というだけあり情報源もかなり増え
どのような刺激で人は動くのか 人が行動に移るのは ①困難・苦痛から逃れる時 ②快楽を得る時 と言われています ②より①の方が強いそうで「これをすると50万円得る」より「これをしないと50万円損する」方が動く確率は高いそうです このような心理はマーケット分析などの「どのような商品・サービスが売れるか?」の一つの物差しとして使われます 世の中の企業は①お困りごと解決型か②快楽提案型に分けられます この二つを競争しながら社会が動いているので、社会はだんだん多くの問題が解決できるようになり、楽しいものを増えていきます 医療の発展は身体の苦痛を解決し、交通手段の発展は身体の疲労と時短に貢献しています 音楽・食事・映像・ゲームなどは新しい快楽を次々に提案していきます 人を動かす「4つの方法」 ビジネス現場でいかに人を動かすかを考えたいと思います ⻘森⼤学客員教授の竹林 正樹教授によれば 行動経済学では
キャリアプランは劣化している 大まかな人生のキャリアプランは『学習期20年・労働期40年・引退期15年』です 寿命が延びると学習期20年と引退期15年は固定されて、労働期のみ50年、60年、70年と伸びていきます 伸び続ける労働期を嫌う人たちはFIREなどで『経済的自立=働かなくてもいい状態』を目指します 「収入を得るのは雇われる一択」という人は身体が動かなくなるまで働くことになります 若手社員とキャリアプランについてよくミーティングしますが、最近は「今のキャリアプランは学校出てから60歳までですよね?僕たちはその後20年以上ありそうなんですが、それについてはどうすればいいんですかね?」とよく聞かれるようになりました 会社に残るのであれば『収入が大きく減ったうえに、人が嫌がるきつめの仕事になる』と述べます たしかに体力のある若手がディスクに座りPC業務で、60歳過ぎの社員が若手がやらない肉
世界の出生率はどうなのか 「少子化を食い止めないと未来がない」「少子化で国が亡ぶ」と本当によく耳にするようになったので「いったい日本はどのくらいのレベルなの?」と知っておく必要があります 2023年最新の世界の出生率ランキング を観れば 1位 ニジェール 6.73 2位 アンゴラ 5.76 3位 コンゴ民主共和国 5.56 4位 マリ 5.45 5位ベナン 5.39 6位 チャド 5.35 7位 ウガンダ 5.26 8位 ソマリア 5.22 9位 南スーダン 5.2 10位 ブルンジ 4.96 11位 ギニア 4.82 と出生率ランキング上位にはアフリカの国々が目立ちます 社会情勢が安定せず、経済的に発展途上である国も多いですが、出生率の高さはこうした要因とも深く関わっていると考えられています 経済的に恵まれない人々も多く暮らしている国では「子ども」とは①家族の一員であり②稼ぎ手でもあると
求人も独特なブラック企業 現在は求人媒体に、求人者も性別や年齢が記載できません それでも20代が欲しい場合は「20代が活躍している職場です」などは記載できますが「20代求む!」などは求人媒体の会社からNGをもらいます ずらりと並ぶ求人に「社員同士和気あいあいの職場です!」「明るく笑顔が絶えない職場です!」などと記載されている求人広告があったりします 「なぜこんなことを打ち出すんでしょうかね?」と求人広告の担当に聞くと「こういう会社は大概ブラックです」とボソッと教えてくれます わざわざ「明るくて人間関係がいい」などを打ち出す事態おかしなことです 他にも「毎回募集を出している会社にもブラックは多いです」とのこと これは業種で人手不足の場合もありますので、一概にはブラックと決めつけてはいけませんが『皆仲良く働いている』『毎回求人広告が掲載されている』とくればブラック率は高い可能性があります 口コ
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