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3月18日に開業する「相鉄・東急直通線」では、新横浜駅と新綱島駅の2駅もあわせて開業します。 相鉄・東急直通線の新綱島駅 新綱島駅は、東横線綱島駅の東側に位置する駅。地下4層構造となっており、改札階は地下1階、ホームは最下層に設けられます。このホームでは、日吉駅方の一部、約35メートルの区間において、地下から掘り進める「非開削工法」が採用されています。 地下駅を建設する場合、地上から掘り下げてトンネルを構築し、再び埋め戻す「開削工法」が、最もコストが低く一般的です。しかし、新綱島駅の東側では、地上に病院などの施設があるため、開削工法のために土地を買収する方法は採られませんでした。 そこで採用されたのが、鋼管推進工法による非開削工法。縦横1メートルの角型エレメントを地中に多数挿入し、エレメントで構築した馬蹄型の構造体の中から土を撤去することで、駅ホーム部が構築されました。 新綱島駅の非開削工
鉄道ファンに人気のある「甲種輸送」ですが、この情報を掲載していた鉄道雑誌が、2月末分をもって掲載を取りやめると、相次いで発表しました。 甲種輸送の例 甲種輸送とは、「甲種鉄道車両輸送」の略称で、メーカーで製造された鉄道車両を、所属事業者までJR貨物の機関車がけん引する、鉄道車両自体を貨物として運搬するもの。新車を一足早く見ることができ、またデビューしてからは走らないような場所を通過することから、多くの鉄道ファンの被写体の対象になっています。 本来であれば外部には施行情報が出ないはずの甲種輸送ですが、これまではJR貨物が鉄道雑誌に資料を提供しており、部外者のファンでも施行を知ることができました。しかし今回、JR貨物からの資料提供が困難になったといい、雑誌での情報掲載が終了することとなりました。 各社とも、情報提供終了についての詳細な理由は発表していません。が、本来発表する必要のない情報を提供
名古屋鉄道は、知立駅付近連続立体交差事業の一環として、名古屋本線の知立駅付近上り高架線と同駅上り高架ホームを供用。供用開始日は、2023年3月21日(火・祝)。 ホームの切り替えイメージ 切り替え後の知立駅ホームイメージ
JR西日本は9日、大阪駅「うめきたエリア」開業による新ダイヤの概要を発表した。 うめきたエリアの改札口(イメージ) うめきたエリアは、大阪駅の北側に新設するもの。従来は大阪駅北側を通過していた線路を地下化し、新たなホームを整備する。 うめきたエリアの位置関係図 エリア開業にあわせ、これまで大阪駅を経由しなかった特急「はるか」上下各30本、特急「くろしお」上下各18本を、新たに同駅へ停車。大阪駅から関西国際空港や和歌山方面へのアクセスを向上させる。大阪駅からの所要時間は、関西空港駅までが47分、和歌山駅までが57分となり、現行の「関空・紀州路快速」との比較では、前者は20分、後者は33分の短縮を実現する。 特急「はるか」 特急「くろしお」 また、現在は新大阪~久宝寺間で運転しているおおさか東線の列車も、新たに同駅へ乗り入れる。大阪駅からおおさか東線各線への所要時間は、各駅とも現行より4分の短
東京メトロは1日、無線式列車制御システム(CBTCシステム)の走行試験を、丸ノ内線の一部区間で開始したと発表した。 丸ノ内線の車両 CBTCは、無線通信を使用する信号保安システム。各列車が無線で送信した列車位置をもとに、それぞれの列車が先行列車へ衝突しない停止限界点までの距離を計算し、運転を制御することで、列車間隔を保つ。 CBTCシステム導入後のイメージ 現在丸ノ内線で使用している保安装置「ATC」では、列車間隔を保つために位置を固定した「閉そく」を設定。先行列車が在線する閉そくの区間に後続列車が進入しないよう信号を制御することで、安全を確保している。これをCBTCに置き換えることで、従来の固定されていた閉そくの概念にとらわれることなく、効率的な運行が実現できる。加えて、途中駅で片方の線路に輸送障害が発生した際、支障のないもう片方の線路を活用することで、不通区間を排除することも可能となる
JR東海は10月31日、最新の技術の活用による経営体力の再強化策として、同社が目指す鉄道の将来像や、主な取り組みについて発表した。 JR東海の東海道新幹線 新幹線では、全駅に可動柵を整備。ホーム上の安全度向上を目指す。また、「半自動運転機能」を導入。自動運転のレベルでは「GoA2」に相当するもので、発車時は運転士が手動で操作するが、運転中の速度制御や停車は自動で実施する。運転操縦機能の支援拡充により、運転士は駅発着時にホーム上の安全確認やドア開閉を担当。車掌は、列車内で利用者のサポート業務に注力する。また、異常時においては、運転士が列車の責任者として、車掌やパーサー等を統括して対処するとしている。 在来線では、3両以上の編成にもワンマン運転を導入。これに向け、一部編成に車両側面へカメラを設置し、運転士が車両カメラの画像で乗降状態を確認できるようにする。また、利用者の戸挟みや転落などを検知す
東武鉄道と秩父鉄道は、「東武鉄道×秩父鉄道SAITAMAプラチナルート乗車券」のフリーエリアを拡大し発売。東武東上線・越生線全線、秩父鉄道ふかや花園~三峰口間が1日乗降自由。発売開始日は、2022年10月20日(木)。発売額は、大人1,900円、小児950円。発売箇所は、東武のみなみ寄居駅を除く東上線・越生線全駅、秩父鉄道のふかや花園、寄居、長瀞、秩父、御花畑、影森、三峰口の各駅窓口。
東急電鉄は、シルバーウィークにあわせ、こどもの国線で4両編成の運転を実施。運転日は、2022年9月17日(土)~25日(日)の土休日。「うしでんしゃ」「ひつじでんしゃ」を連結し、9:00頃~17:00頃に臨時列車として運転。
京阪電気鉄道は12日、都市計画事業「京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業」の起工式を実施したと発表した。 連続立体交差事業の対象区間 同事業は、京阪本線の寝屋川市~枚方市間を高架化し、13か所の「開かずの踏切」を含む21か所の踏切を除却するもの。事業延長は約5.5キロで、香里園、光善寺、枚方公園の各駅は高架駅となる。同社では、本事業の推進により、踏切除去による交通渋滞や踏切事故の解消、地域分断の解消により市街地の一体化を図り、地域の発展に貢献することを目指すとしている。 高架後の香里園駅(イメージ) 高架後の光善寺駅(イメージ) 高架後の枚方公園駅(イメージ) 事業は、2013年に都市計画を決定し、2019年度に準備工事に着手。今回、鉄道工事の着手に至った。事業区間では今後、仮線への切り替えや高架線の構築などの工事が進められる。なお、事業完了時期については、2022年1月の地元説明
国土交通省関東地方整備局、東京航空局、京浜急行電鉄は8日、京急空港線羽田空港第1・第2ターミナル駅の引上線新設工事に着手したと発表した。 引上線の新設イメージ 引上線は、羽田空港第1・第2ターミナル駅から東方向、第2ターミナル直下に新設する。整備にあたっては、同駅から第2ターミナルへの連絡通路の一部を撤去する必要があり、当初は仮通路の新設工事を実施する。仮通路の供用開始は、2025年度頃を予定する。 連絡通路部仮通路の概要 同駅の引上線は、羽田空港の国際競争力強化に向けた空港機能拡充の取り組みの一つとして、整備を進めるもの。京急では、引上線の新設に加え、品川駅の2面4線化工事を進めることで、将来的に1時間あたり3本の増発を実現するとしている。また、同社によると、引上線の運用方法については、現在検討中だという。
京成電鉄は28日、新京成電鉄と株式交換契約を締結し、同社を完全子会社とすると発表した。 新京成電鉄の車両 新京成電鉄は、これまでも京成電鉄のグループ会社として、鉄道事業における車両共同開発や資材共同購入、バス事業における共同運行といった連携を実施してきた。一方で、両社はともに上場会社として独立して事業を運営しており、経営資源の効率的な利活用や機動的な意思決定等が必ずしも十分ではなかったとしている。 また、新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、両社は輸送人員の減少といった影響を受けている。両社はこの情勢下において、持続的な成長を実現し、地域に根差した企業としての社会的責任を果たすため、新京成電鉄が京成電鉄の完全子会社となることで、強固な協力関係の構築による企業価値向上を目指す。両社では、今回の完全子会社化により、千葉県北西部における事業基盤の強化や地域活性化、経営資源の相互活用による競争力強
日本の高速鉄道といえば新幹線、加えて現在開発・建設が進められている超電導リニアもありますが、かつては「スーパー特急」といった方式も検討されていた時期がありました。 かつて「スーパー特急」の採用が計画されていた北陸新幹線 スーパー特急とは、名称に「スーパー」を冠した列車のことではなく、高規格新線に在来線走行が可能な列車を走らせるもの。正式には「新幹線鉄道規格新線」といいます。将来のフル規格の新幹線導入を前提とした暫定的な方式で、線路設備の規格は新幹線と同等となっていますが、線路幅は新幹線の1435ミリではなく、在来線と同じ1067ミリ。最高速度は時速160キロ~200キロ程度とする計画でした。秋田・山形新幹線のように、既存在来線の線路幅を新幹線と揃え、新幹線車両を時速130キロで走らせる「ミニ新幹線」とは逆の考え方となります。 2022年開業予定の西九州新幹線を例に挙げると、当初の開業区間と
JR東日本高崎支社は、「ぐんまワンデーパス」を発売。群馬県内のJR線(両毛線の小山~桐生間、高崎線の深谷~新町間を含む)と東武鉄道線(栃木県の一部を含む)、上信電鉄線全線、上毛電気鉄道線全線、わたらせ渓谷鐵道(桐生~沢入間)の普通列車(快速含む)の普通車自由席が1日乗降自由。JRバス関東の志賀草津高原線、碓氷線の利用も可。わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車は乗車不可。発売額は、大人2,670円、子ども1,330円。発売期間は2022年3月22日(火)~2023年3月31日(金)で、利用可能期間は2022年4月1日(金)~2023年3月31日。発売箇所は、フリーエリア内のJR東日本の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口、主な旅行会社。
3月5日に、JR東海の新型車両、315系がいよいよデビューします。ところでこの車両、置き換える211系よりも、乗務員室後ろの窓の面積が小さくなり、前面展望がしづらくなっています。なぜなのでしょうか? JR東海の新型車両315系 乗務員室後ろの壁は、ただの仕切り壁ではなく、スイッチなどの機器類を設置する場所でもあります。近年の車両では、線路や設備のモニタリング装置、車内Wi-Fiサービス用の機器など、搭載する機器が増加しています。客室内に設置すると定員が減少してしまい、乗務員室の床面積を減らすことも作業効率や安全性などから困難なため、壁面へ機器を配置することに。このため、従来車両では付いていた窓が、新型車両では付いていないケースが増えているのです。 315系の乗務員室内。右が前方で、左側の仕切り壁にはスイッチ類が設置されています 315系同様に窓が減らされた都営5500形の仕切り壁。左側は機
今週(1月31日~2月6日)は、新たに整備される新幹線と並行する「並行在来線」のニュースが2本ありました。 2022年秋ごろの開業を予定する西九州新幹線では、長崎本線肥前山口~諫早間が並行在来線となります。1月31日、この区間に対するJR九州の第二種鉄道事業が、国土交通大臣より許可されました。 西九州新幹線の並行在来線区間 新幹線開業後のJRの負担増加を防ぐため、北陸新幹線に対するしなの鉄道線のように、並行在来線はJRから経営分離されることが基本です。しかしながら、長崎本線の同区間については、経営分離に難色を示した長崎県との協議の結果、JR九州が一般社団法人の佐賀・長崎鉄道管理センターへ施設を譲渡し、JR九州がこれを借り受ける形での運行とすることに合意。2021年8月31日、JR九州は同区間の第一種鉄道事業廃止を届け出ていました。 西九州新幹線開業と同時に新形態へ移行する長崎本線は、新幹線
山梨県や静岡県を中心に事業を運営している富士急行では、2022年4月1日に鉄道事業を分社化します。 鉄道事業が分社化される富士急行 鉄道事業のほか、バス事業や「富士急ハイランド」などのレジャー事業などを多角的に経営している富士急グループ。富士山周辺の公共交通を幅広く手掛ける同グループですが、傘下のバス事業は分社化の方針が立てられ、2020年には全て子会社による運営となりました。富士急グループでは、富士急行本体はグループ経営を中心とし、グループ各社が事業経営に特化した事業体制へ移行する方針を立てており、鉄道事業の分社化はこれに基づくものとなります。 同様のグループ経営会社と事業運営会社を分割する手法は、東急(東急電鉄)や近鉄グループホールディングス(近畿日本鉄道)、阪急阪神ホールディングス(阪急電鉄)といった巨大グループ企業が採用しているもの。鉄道事業自体は小規模な富士急行ですが、山梨県、静
JR西日本は、「JR西日本 北陸エリアどこでもきっぷ」「JR西日本 中国エリアどこでもきっぷ」を発売。各エリア内で、JR西日本対象路線の普通車自由席(新幹線・特急含む)が連続2日間乗り放題。北陸エリア版では、IRいしかわ鉄道の金沢~津幡間も通過利用に限り有効。発売額は、北陸エリア版が大人6,000円、小児3,000円、中国エリア版が大人7,000円、小児3,500円。発売期間は2021年12月27日(月)~2022年4月3日(日)で、利用可能期間は1月7日(金)~4月10日(日)。利用開始日の1か月前から7日前まで発売。発売箇所は、JR西日本管内の主要旅行会社。宿泊と同時購入に限り発売。 北陸エリア版乗り放題区間 中国エリア版乗り放題区間
今週(11月22日~28日)1週間に発表された鉄道ニュース。いくつかの話題の中から、注目のニュースをご紹介します。 まず1本目は、JR九州の新D&S列車「ふたつ星4047」に関するニュース。2022年秋運行開始の同列車ですが、26日に外観デザインなどが発表されました。列車のコンセプトは「西九州の海めぐり列車」で、車両外観は有明海や大村湾の水面に映える「パールメタリック」を基調としたデザインとなっています。 「ふたつ星4047」(イメージ)(画像:JR九州) また、改造種車となる車両についても発表がありました。キハ40形の改造車ということは既報の通りですが、今回の発表では、種車について「はやとの風」「いさぶろう」「しんぺい」用予備車を活用するとのこと。さらに、予備車供出にともない、「はやとの風」は2021年度をもって運転を終了するということです。2004年の九州新幹線部分開業にあわせて運転を
JR西日本は、「ICOCA定期券『プラス』キャンペーン」の一環として、「関西近郊『プラス』乗り放題きっぷ」を発売。ICOCA定期券購入者が対象のフリーきっぷで、関西エリアの普通列車が1日乗り放題。発売額は、大人1,000円、子ども500円。発売期間は2021年10月29日(金)~11月29日(月)で、利用可能期間は11月1日(月)~30日(火)。利用日の3日前から前日まで発売。発売箇所は、JR西日本ネット予約サイト「e5489」。購入には、「エントリー期間」中のJR西日本エリアを含むICOCA定期券購入と、ウェブサイトでの事前エントリーが必要。エントリー期間は、9月15日(水)~10月15日(金)。フリーきっぷは、定期券購入者1人あたり2回(1回あたり最大3人)まで購入可。
JR東日本横浜支社は17日、相模線用の新型車両として、E131系を投入すると発表した。 相模線用E131系(イメージ) E131系は、ワンマン運転に対応した短編成仕様の車両。2021年3月には房総エリアで営業運転を開始している。今回の相模線向け車両は、房総エリア向けの2両編成と異なり、4両編成での導入となる。 車体は、房総エリア向けと同様、ステンレス製2950ミリ幅のものを採用。車両の外観は、「遠くまで広がる湘南の海」をイメージし、濃淡2色の青色を配置。前面は、湘南の海や「ダイナミックな波の水しぶき」を水玉模様で表現する。 車内は、従来の205系同様にロングシートを採用。座席は相模川や湘南の海をイメージしたブルー系のツートンカラーとし、従来車よりも座席幅の拡大、低座面化、クッション性の向上を図る。ドア上部には17インチの案内表示画面を設置し、多言語による情報提供を実現する。また、バリアフリ
鉄道の役割において、旅客輸送と並ぶ重要なものが、貨物輸送です。 この貨物列車が走る線路は、その多くが旅客列車と同じものですが、旅客列車のための線路容量を確保する必要がある大都市周辺や、旅客線から離れた位置へ建設された貨物駅へのアクセス、あるいは工場や港への引き込み線など、貨物列車専用の線路が設けられることもあります。 普段は乗ることはできなくとも、貨物輸送で重要な役割を担う貨物線。今回は、川崎・鶴見近辺における東海道貨物線の沿線を歩きます。 東海道貨物線は、東名阪を結ぶ重要路線である東海道本線のうち、東京圏で貨物列車用に設けられた別線の通称です。浜松町駅を起点として、東京側の貨物拠点である東京貨物ターミナル駅、川崎貨物駅、浜川崎駅、鶴見駅、横浜羽沢駅などを経由し、小田原駅までの区間を結んでいます。 東京貨物ターミナル駅を出発する貨物列車 東海道貨物線のうち、浜松町~東京貨物ターミナル間は「
日本の玄関口の一つである羽田空港。現在は東京モノレールと京浜急行電鉄の2路線が乗り入れていますが、JR東日本も「羽田空港アクセス線(仮称)」を建設し、3本目の鉄道アクセス路線として乗り入れる計画を進めています。 将来JR線が乗り入れることとなる羽田空港 この羽田空港アクセス線は、一部でかつての貨物線を転用する計画。現在は草に埋もれている貨物線が、将来ふたたび日の目を見ることとなります。 2029年度の開業を予定する羽田空港アクセス線、その経由地の現状を取材しました。 【2023年4月4日追記】羽田空港アクセス線の開業予定は、2031年度となることが発表されました。 羽田空港アクセス線は、羽田空港と都心方面を結ぶ構想の路線。羽田空港~東京貨物ターミナル間で約5キロの新線を建設するほか、既存路線のルートを一部流用・改良して運行する予定です。これら新線や改良線を経由して、羽田空港から宇都宮・高崎
2021年の春、交通系ICカードでさまざまな新サービスがスタートしました。 2001年11月にJR東日本の「Suica」サービスが始まってから、今年でちょうど20年。当初は都市部が中心だった交通系ICカードのサービスエリアは年々広まりを見せ、ついに2021年には東海道本線全線がICカード対応エリアとなりました。また、当初の乗車券・定期券機能から、ショッピング機能などのサービス追加が進み、今年には入場券代わりとなるサービスも始まりました。 ますます発展する、交通系ICカードのサービス。大きな変化となる、2021年春に始まったサービスをご紹介します。 JR東日本では、3月13日にIC入場サービス「タッチでエキナカ」をスタートしました。交通系ICカードが入場券代わりとなるサービスで、同一駅の自動改札機を2時間以内に入出場する場合に自動的に適用。東京の「電車特定区間」各駅では140円、その他の各駅
JR東日本は2月18日、房総各線向けに投入予定の新型車両「E131系」を、報道陣に公開しました。 房総各線向けの新型車両「E131系」 E131系は、2021年3月13日のJRグループダイヤ改正にあわせ、営業運転を開始する車両。12本を投入する計画で、主に内房線木更津~安房鴨川間、外房線上総一ノ宮~安房鴨川間、鹿島線佐原~鹿島神宮間で運用される予定です。 車両は2両編成で、うち1両がモーター車の構成。2両編成での単独運転のほか、複数編成を連結しての営業運転にも対応しており、房総エリア向けの一般形車両としては、211系以来となる前面貫通扉を設置しています。 車体は、総合車両製作所のステンレス車両プラットフォーム「sustina」を採用。幅2950ミリの拡幅車体となっており、従来の209系よりも車内空間が広くなっています。運転席はE235系のような高い位置ではありませんが、衝突時にへこむ「クラ
JR東海は24日、東海道新幹線において、新型の「警報トロリ線摩耗検知システム」を導入すると発表した。 同社が導入しているシステムは、車両に電力を供給するトロリ線内部に検知線を埋め込み、摩耗具合を検知するもの。東海道新幹線では、1996年より同システムが使用されている。 現在のシステムでは、1日1回、夜間の停電時に検知線へ電流を流し、検知線が断線している箇所を沿線の表示装置で確認できるものとなっている。JR東海では、日立金属と共同で、新システムを開発。検知線を従来の金属線から光ファイバーへ変え、摩耗進行のリアルタイム検知や、摩耗箇所特定の高精度化を実現する。 新システムの導入開始は、2021年2月ごろ。2030年度末頃までにかけて、東海道新幹線全線で順次導入する。
かつては各地で相次いだ新路線の開業も、近年は下火の傾向にあります。2020年の新規開業路線は、富山地方鉄道富山港線(富山駅南北接続線)の富山駅~(旧)富山駅北間約90メートルのみ。わずかな距離の開業ながら、富山駅の南北を直通するという歴史的な出来事でしたが、距離だけを見ると大規模なものではありませんでした。 しかしながら、日本ではまだまだ新路線の建設が進められています。今後の開業を目指し、今まさに工事が進められている鉄道路線は10路線(索道・軌道含む)。今回は、新幹線以外の路線のうち、関東エリアの3路線をご紹介します。 かつては神奈川県内で路線網が完結していた相鉄線ですが、2019年11月に「相鉄・JR直通線」が開業したことで、相鉄沿線と東京都心の直通列車が運転されるようになりました。 この相鉄・JR直通線は、神奈川県東部の鉄道の利便性を向上させる事業「神奈川東部方面線」として整備されたル
JR東日本とJR東海は22日、東海道本線の夜行快速列車「ムーンライトながら」の運転を終了すると発表した。 「ムーンライトながら」は、東京~大垣間の夜行快速列車。1996年に定期列車として運転を開始し、2009年以降は臨時列車として繁忙期に設定されていた。 同列車は、東海道新幹線開業以前より、東海道本線で運転されていた夜行普通列車の系譜を引き継ぐもの。新幹線開業以降も通称「大垣夜行」として1往復が残存。1996年に特急型電車の373系へ車両を置き換える際に、「ムーンライトながら」の名称となった。臨時列車化以降は、2013年までは183系・189系、同年からは185系が使用されてきた。 JR東日本とJR東海は、「ムーンライトながら」の運転終了について、「お客さまの行動様式の変化により列車の使命が薄れてきたこと」に加え、使用車両の老朽化が理由にあると説明。同列車は2020年夏以降は運転されておら
JR東日本は18日、E4系「Max」の運転を、2021年秋ごろに終了すると発表した。 E4系は、1997年にデビューしたオール2階建て新幹線車両。1994年にデビューしたオール2階建て新幹線車両のE1系と同じく、「Max」の愛称を持つ。E4系は、全車2階建てとすることで定員を増強。2編成を連結した16両編成では、定員は1634人となり、高速鉄道では世界一の数値となる。 定員の大きさにより新幹線通勤などの需要に対応してきたE4系だが、老朽化に加え、最高時速が240キロと他形式に劣ることなどから、JR東日本は同形式の引退を決定。2012年には東北新幹線での営業運転を終え、同年9月以降は上越新幹線のみでの運用となっていた。 JR東日本は、上越・北陸新幹線用のE7系の増備により、E4系の置き換えを推進。2019年秋の台風19号によるE7系浸水で計画が遅延したものの、E7系の投入を進めたことで、20
私と同じ昭和生まれの方は、写真は銀塩フィルムのカメラから始めたという人がほとんどだろう。それがまさか、フィルムカメラがデジタルカメラに取って代わられるとは、当時はつゆも思わず、さらに今では、一眼レフではなくミラーレス一眼がカメラ業界の主流となりつつあるのだ。 カメラ業界の技術というのはまさに加速度的に進化しており、目を見張るものがある。ただ、鉄道写真業界に目を向けると、一眼レフの需要は未だ根強く、撮影現場でもミラーレス一眼よりも一眼レフを構える姿を多く見受ける。その理由は様々だろうが、気になってはいるものの、今一歩ミラーレス一眼に踏み出せない、という鉄道写真愛好家も多いのではないだろうか。 そこでこの連載では、ミラーレス一眼の特徴と機能、そして魅力を鉄道写真へのアプローチの仕方と共に紐解いていきたい。もちろん一眼レフには一眼レフの良さがあるので、一眼レフ愛好家の方も、カメラの知識をより深く
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