中南米に分布するハキリアリは、葉っぱを切って巣に持ち帰り、そこに菌類を植えつけて栽培する面白い習性の持ち主です。 ウィスコンシン大学マディソン校はこのほど、ハキリアリの一種「Acromyrmex echinatior」が、防護のための特殊なボディアーマーを身につけていることを発見しました。 これにより、抗菌性や戦闘力が格段にアップしていたようです。 研究は、11月24日付けで『Nature Communications』に掲載されています。 >参照元はこちら(英文)

中南米に分布するハキリアリは、葉っぱを切って巣に持ち帰り、そこに菌類を植えつけて栽培する面白い習性の持ち主です。 ウィスコンシン大学マディソン校はこのほど、ハキリアリの一種「Acromyrmex echinatior」が、防護のための特殊なボディアーマーを身につけていることを発見しました。 これにより、抗菌性や戦闘力が格段にアップしていたようです。 研究は、11月24日付けで『Nature Communications』に掲載されています。 >参照元はこちら(英文)
米国で13年か17年ごとに大量発生する「素数ゼミ」が、周期の異なる種間で交配していたことを、京都大などの研究チームが遺伝子解析で突き止めた。素数である13と17の年周期をもつ種が出会うのは、最小公倍数の221年に1度しかないが、交配の痕跡が残されていた。周期の謎に迫る手がかりになるという。 英科学誌ネイチャーの関連誌に発表した。素数ゼミは、米東部などで大量発生する7種がいる。13年と17年のいずれかの周期で発生を繰り返すが、地域によって発生のタイミングが異なり、ほぼ毎年米国内で大量発生が起きている。集団間の競合を避けるために、出会うタイミングが少ない素数周期で進化したとする説があるが、詳しい理由は解明されていない。 研究チームは、7種を4個体ずつ集めてそれぞれの遺伝子の一部を分析。13年ゼミと17年ゼミが過去に交配したことを示す、交雑の形跡が初めて確認できた。 交雑でできた子孫は、発生周期
体の半分がオスで半分がメスの珍しい「雌雄型」のガの標本が、岡山県倉敷市中央2丁目の市立自然史博物館で展示されている。虫を愛する女子高校生が、学校行事の途中で立ち寄ったサービスエリア(SA)で偶然見つけた一匹。同館は「極めて珍しい。奇跡ともいえる発見」と話している。 11月22日。岡山理大付属高校生命動物コース3年の安達由莉さんは、同級生48人と広島県廿日市市の宮島水族館に向かっていた。 休憩で山陽道下り線の小谷SAに立ち寄ると、早々に虫探しを始めた。SAは山林を切り開いて設けられ、外灯で夜通し明るい。愛好家にとっては格好の観察スポットだという。 「何かしら、必ずいる」。この日もそう思いながら歩道や緑地に目をこらしていた。すると自販機の前の路上に見慣れた模様の羽を広げたウスタビガを発見した。自宅では同じ種類のガの標本を作製中。乾燥させるために机の上にあるので、毎日目にしていた。 見間違いはな
ものを触ったときに感じる感覚、「触覚」が脳に伝わる神経回路の構造は、ヒトを含む哺乳類と昆虫とで共通しているとする研究成果を東京大学のグループが発表しました。聴覚や視覚など五感のうち4つではすでに共通の構造があることが判明していて、グループでは、今から6億年ほど前には、哺乳類と昆虫には、共通の脳を持つ祖先が存在していた可能性が高いとしています。 その結果、皮膚が押されたり、関節が曲がったりするのを感知する複数の神経がそれぞれ脳の違った場所に情報を伝えるなど哺乳類と昆虫とで神経回路の構造が共通していることがわかったということです。 視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚の五感のうち、触覚を除く4つの感覚では、すでに哺乳類と昆虫とで神経回路の構造が共通しているとわかっていて今回の研究で五感すべてで共通点が見つかったことになります。 研究グループの伊藤准教授は、「およそ6億年前には、哺乳類と昆虫の共通の祖先
全国に分布するワモンゴキブリは雌だけで3匹以上いると、雄と交尾せずに子孫を残す「単為生殖」が促進されるとする実験結果を、北海道大の研究チームが13日発表した。単為生殖できる他のゴキブリも同様の性質をもっている可能性がある。動物学専門誌に掲載された。 害虫駆除では雌のフェロモンで雄を引きつけて殺虫し、繁殖を妨げる方法があるが、ワモンゴキブリは雌雄両方の駆除を徹底しないと効果が小さいと考えられる。 チームはワモンゴキブリを▽雌雄1匹ずつのペア▽雌1匹だけ▽雌だけ2~5匹--など11パターンで、それぞれ14組以上を容器で飼育。複数の卵が入ったカプセルのような「卵鞘(らんしょう)」を形成するまでの期間を2回目まで調べた。
世界最大のハエGauromydas heros。最も大きなもので体長7センチにも及ぶ。しかし、最新の研究によれば、新たに発見された2つの種がライバルとして名乗りを上げる可能性がある。(PHOTOGRAPH BY ANDRE ALVES) 地球最大のハエに挑戦者が現れた。古い博物館の棚でほこりをかぶっていた2つの種だ。 体は指の長さくらいあり、羽を広げた幅は手首から指先まで及ぶ。世界記録を保持するムシヒキアブモドキ科のGauromydas heros(G. heros)に見劣りしないほど巨大だ。 ブラジル、フランス、コスタリカの博物館に眠っていた14の標本から G. mateus、G. papaveroiという2つの種が発見された。標本は古いもので1930年代までさかのぼる。 研究を率いたブラジル、サンパウロ大学動物学博物館のジュリア・カラウ氏によれば、知られている限り、2つの新種の手掛かり
暖かくなると遭遇する機会が増える「ゴキブリ」。不潔/不快なイメージから嫌われ者の代表格となっているが、生命力の高さから「軍事利用」が研究されているのはご存じだろうか? ゴキブリは「抗菌性タンパク質」を持ち、侵入した菌をやっつける力があるので病気にかかりにくいし、体内に住まわせているバクテリアが「おしっこ」を分解して栄養分に変えるので、水や食料がない環境でも18週間も生きられる。昆虫ならではの身体能力を活かし、災害救助「ゴキブリ」が活躍する日が来るかもしれないのだ。 ■抗菌たんぱく質で身を守る 昆虫をサイボーグ化して遠隔操作する。そんなSFじみた研究があるものかと疑われて当然だが、これが本当に存在する。DARPAの名で知られるアメリカ国防総省・国防高等研究計画庁の主導のもとに、多くの機関で研究されているのだ。昆虫の身体能力は驚くほど高く、自分よりも重いものを運んだり、広い範囲を飛び回ってエサ
RoboRoach でゴキブリをコントロール可能なのは、1回に付き数分間に限定されるという。ゴキブリが RoboRoach による刺激に慣れ、反応しなくなるためだ。だが、バックパックを取り外し、20分程度ゴキブリを放置しておけばゴキブリは刺激を忘れ、再度コントロール可能になるそうだ。 同社の Web サイトには次のようにある。 「RoboRoach が届いたら、指示に従ってゴキブリへの取り付けを行ってください。あなたは、これで神経インターフェイスのエキスパートへの道を歩み始めたことになります。 2日〜7日経過すると、刺激は効かなくなってきます。そうしたら、手術で取り付けた電線を取り外し、ゴキブリを引退させてあげてください」 Bacyard Brains は、RoboRoach がゴキブリを動かす仕組みは、パーキンソン病の治療に使われる技術の基礎となっているものであり、ゴキブリが苦痛
フンコロガシはその優秀なナビゲーション能力を駆使して、空腹の仲間たちから遠く離れた場所までごちそうの糞玉を一直線に運んでいく。(Photograph by Norbert Wu, Science Faction/Corbis) 頭を地面に、おしりを空に向けて、後肢で巨大な糞玉を蹴ってまっすぐに進むフンコロガシ。意外なことに、彼らは天空の光を頼りに方位を見定めているという。 あの小さな昆虫が巨大な糞を転がしながらどうやって進む方向を決めているのかについては、長い間研究が続けられてきた。現在では、フンコロガシが空から得る情報を利用していることが判明しているが、彼らがあの小さな脳の中でそれをどのように処理しているのかは、いまだ謎に包まれている。(参考記事:「天の川を見て方位を知るフンコロガシ、日中は?」) 先日、スウェーデンと南アフリカの研究者チームが、この疑問の答えに一歩近づく内容の論文を学術
香港で、アリの標本を手にする香港大学生物科学学院のブノワ・ゲナール氏(中央)ら(2015年8月6日撮影)。(c)AFP/Philippe Lopez 【8月7日 AFP】小さな働き者の昆虫であるアリの全地球規模の分布を表示する世界初の「アリ地図」を、香港大学(University of Hong Kong)が6日、公開した。昆虫界の解明をさらに進めることを目的としたものだという。 完成に4年を要したこの「アントマップス(antmaps.org)」は、カラフルに色分けされたインタラクティブなオンライン地図で、アリ1万5000種近くが生息する地理的位置が表示されている。地図を見ると、豪クイーンズランド(Queensland)州には世界最多の1400種以上の在来種が生息していることが分かる。 アリ地図の共同創始者の一人、同大生物科学学院のブノワ・ゲナール(Benoit Guenard)氏は「(昆
視覚の研究で大きな発見があった。トンボには、色覚に関わるオプシン遺伝子がけた違いに多いことを、産業技術総合研究所の二橋亮(ふたはし りょう)主任研究員と深津武馬(ふかつ たけま)首席研究員らが見つけた。大半の動物は2~5種類のオプシン遺伝子が色覚に関わるのに対し、トンボは、ギンヤンマの33種類を最高に15種類以上のオプシン遺伝子を持っていた。 トンボの複眼は色覚能力が極めて高く、周りに色があふれるように超多彩に見えているようだ。色覚の多様性と進化をたどる新しい手がかりとして注目される。東京農業大学の矢嶋俊介(やじま しゅんすけ)教授、川原玲香(かわはら りょうか)博士研究員、総合研究大学院大学の蟻川謙太郎(ありかわ けんたろう)教授、木下充代(きのした みちよ)講師らとの共同研究で、2月24日付の米科学アカデミー紀要オンライン版に発表した。
色覚に関わるオプシン遺伝子の数がトンボでは並外れて多いことを発見 トンボは水中と陸上、上空と地表の認識に異なる色覚遺伝子セットを使用 異なる光環境に適合した光センサーの開発にヒントを与える新知見 独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)生物プロセス研究部門【研究部門長 田村 具博】生物共生進化機構研究グループ 二橋 亮 主任研究員、深津 武馬 首席研究員(兼)研究グループ長らと、東京農業大学【学長 髙野 克己】(以下「東京農大」という)応用生物科学部 矢嶋 俊介 教授、生物資源ゲノム解析センター 川原(三木) 玲香 博士研究員、国立大学法人 総合研究大学院大学【学長 岡田 泰伸】(以下「総研大」という)先導科学研究科 蟻川 謙太郎 教授、木下 充代 講師らは共同で、トンボの色覚に関わる光センサーを作り出すオプシン遺伝子が著しく多様であることを発見した。
ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた 教師ら「気持ち悪い」 40年続けたメーカーは苦渋の決断 withnews 11月27日(木)12時30分配信 1970年の発売以来、累計12億冊を販売した「ジャポニカ学習帳」。表紙にカブトムシなどの大きな写真が入っているのが特徴でしたが、2年前から昆虫の写真を使うのをやめていたことが分かりました。きっかけは、教師や親から寄せられた「気持ち悪い」という声だったといいます。 【画像】もう見られない・・・2012年に姿を消した昆虫シリーズ 文具メーカー「ショウワノート」のジャポニカ学習帳は、来年で発売45周年になるロングヒット商品。すべて富山県にある本社工場で作られていて、学年や科目ごとに異なる約50種類が販売されています。商品の形に商標権を認める「立体商標」として認められるなど、抜群の知名度を誇ります。 そんなジャポニカ学習帳の特徴の一つが、表紙を飾る写真で
大企業の硬直化した組織に、どうしようもない制度疲労を感じる人は多い。上層部に指示系統が集まる統制型組織では、絶えず変化する外部環境に対応できないからだ。不確実な時代には、変化に直面している現場社員が、自らの判断で行動できる組織が向いているのだ。 しかし、統制力の弱い分散型組織は、一歩間違うと放任状態に陥ってしまい、組織として機能不全に陥ることが多い。分散して権力を持つ人々を動かして、共通の目的を達成するためには、統制に代わるなんらかのメカニズムが必要だからだ。 では、分散型の組織を有機的に機能させるためのポイントは何なのだろうか。ここでは、はるか悠久の彼方から究極の分散型組織を実現させている社会性昆虫の世界を探訪し、その極意を学んでゆきたい。 小型戦略と多様化戦略に支えられた昆虫の隆盛 昆虫は動物種全体の6割を超え、地球上で最も繁栄している生命だ。恐竜は身体を、人類は頭脳を巨大化することで
【画像】 「完全に宇宙生物」 アマゾンで発見された新種のバッタがヤバイと話題に 1 名前: ダイビングヘッドバット(埼玉県):2013/10/09(水) 00:28:12.81 ID:AjCjx37jP It wasn't exactly paradise, but scientists say their trip to a mountainous region of the South American nation of Suriname convinced them that it's a "Tropical Eden" worth protecting for the sake of its biodiversity ? and its water. 新種のバッタ http://www.nbcnews.com/science/scientists-discover-scores-
【画像】 おじさんが11年かけて作った「昆虫ロボ」が趣味の領域を超えてた 1 名前: ブラディサンデー(岡山県):2013/09/04(水) 09:25:58.47 ID:xNqWvZ4F0 おじさんが11年かけて作った「昆虫ロボ」が趣味の領域を超えてた 重量17トンの巨大ロボット「KABUTOM RX-03」 全長11m 幅9.5m 高さ3.6m ◆おじさんがたった1人でつくってた ロボットを作ったのは、茨城県で産業機械製作会社を経営する高橋均さん。 50歳の時(97年)から計画し始めて約11年かかり2008年に完成した。 「仕事をしながら趣味で制作し、約11年かかりました。一人でつくりあげました。」 http://matome.naver.jp/odai/2137784816302120001 重量17トンの巨大ロボット「KABUTOM RX-03」 全長11m 幅9.5m 高さ3.6
弾として使うのは少量の塩。それを虫に向かって撃ち出せば、ハエだろうが蚊だろうが一発で仕留めることができる殺虫銃がこのBug-A-Salt。 ハエ叩きではなかなか倒せない素早い虫もこれなら一瞬で仕留められるし、離れていたって問題なし。 殺虫スプレーだと殺虫剤を撒き散らすのが気になるという人も、撒き散らすのが塩ならそれほど気にはならないはず。 これ、日本でも市販されて欲しいんですけど。
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