見:イオンシネマ高松東 若手の櫻木優平監督が、実写映画とドラマも経験したタイトルを2024年にアニメ化というのは、正直不思議な組み合わせだなと思った。ただ四国映画、松山映画でもあるこの映画のロケーションがしっかり行われていることはよく分かる。例えば島しょ部に暮らしていると見られる悦子と姫が「松山東高校」がモデルとみられる高校に通うために、電車と路面電車を乗り継いでいるのが松山によくある風景なのだろうと思いながら見ていた。 実写は周防正行が監督し、まだ18歳だった田中麗奈が演じていくらか話題を作ったが、2024年版の本作はおそらくアニメ映画市場で見ると地味な興行成績にしかならないだろう。(見る人は見るが、多くの人が注目するタイトルではないため)。それでも、少なくとも映像部分に関しては映画館でこそ、という部分では及第点以上の出来上がりになっているアニメ映画だったと思う。櫻木監督らしい3DCGの
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