学校で新型インフルエンザが流行した場合、家庭ではどのようなことに注意すれば良いのだろうか。 小学生の子供を持つ家庭を例に、子供が感染した場合の注意点を専門家に聞いた。 けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫小児科部長は「今のところ、子供の患者から家族に感染した例は多くないが、安心はできない。部屋を分けるなど家族はできるだけ接触する回数を減らし、全員がマスクをするのがいい」と助言する。 外岡立人・元小樽市保健所長も、「子供がマスクが苦手な場合も、くしゃみや、せき、鼻水をティッシュで押さえることが大切」と強調する。 ただ、感染を完全に防ぐことは不可能なだけに、菅谷部長は「症状が出たら、医師に『家族に新型インフルエンザ患者がいる』ことを正確に伝え、すぐにタミフルやリレンザによる治療を受けてほしい」と話す。 ◆母親が妊婦なら医師と相談を◆ 最も注意しなければならないのは、母親が妊婦の場合だ。 日本産婦人