最近話題になった発話阻害銃『Speech Jammer』(日本語版記事)のプロトタイプを開発した栗原一貴氏と塚田浩二氏は、何から着想を得たのだろうか。 J・G・バラードやフィリップ・K・ディックのSF小説や、ディストピア的映画だろうか。それとも、[1930年代からBGMサービスを始めた]米Muzak社や、ドイツかどこかの先進的な実験だろうか? それとも、[暴動鎮圧などに使われる「音響兵器」である]長距離音響装置(LRAD)だろうか? その答えは実は、フレンドリーな地元の科学博物館だった。 「ある日、わたしは科学博物館に立ち寄って、認知科学のコーナーにあった聴覚遅延フィードバック(DAF)のデモを試してみました」と栗原氏は、Wiredとの電子メールのやりとりで語ってくれた。「マイクに向かって話すと、数百ミリ秒遅れて声が返ってきた。すると、続けて話すことができなくなったのです。これは面白いなと
前の記事 郵送できる「動くメカ」(動画) Apple社、米国コンピューター市場で「第1位」に 次の記事 「タッチスクリーン上のばい菌」を調査 2010年10月19日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Priya Ganapati Photo: Jon Snyder/Wired.com iPadやDroidなどのタッチスクリーンは便利だが、ばい菌が集まりやすいという研究が発表された。インフルエンザの流行シーズンになると、問題になるかもしれない。 『The Sacramento Bee』紙の記事によると、スタンフォード大学の博士課程に在籍するTim Julian氏は今年7月、指先とガラスの表面を行き来するウイルスに関する研究論文を『he Journal of Applied Microbiology』に発表した。 同氏によると、「i
前の記事 リビングを飾る「F1カーのパーツ」 「注意力散漫」とインターネットと創造性 2010年10月18日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Jonah Lehrer 画像はWikimedia 人々は、ネットの世界は気が散りやすいと不満を訴えている。われわれは、そこかしこにあるリンクや、予想していなかった検索結果、妙に詳しいWikipediaの項目などに常に誘惑され続けている。 われわれの文化は「集中」を尊ぶ。困難な問題に直面したとき、最も良い方法は焦点を絞って注意深く思考することだと考えている。従って、3倍濃いエスプレッソを飲んだり、Red Bullを飲んだり、リタリン[中枢神経刺激薬]を飲んだりする。これらの化学物質は注意力の焦点を鋭くし、われわれをタスクに固定する働きがあるからだ。 しかし、注意力散漫は絶対に悪いものなの
前の記事 『CES2010』動画レポート 最も検索される車は『ホンダ・アコード』:米国サイトの調査 次の記事 米国でも『少年ジャンプ』が人気 2010年1月 7日 Corrina Lawson 筆者の長男は、学校で配られるブッククラブの小冊子『Scholastic Book Club』に掲載されている一覧を見て、『Shonen Jump』(少年ジャンプ)を購読したいと私にせがんだ。長男が少年ジャンプを講読し始めて今年で4年目になるが、今だに毎月、この雑誌の発売日には、郵便箱を楽しみにチェックしている。 彼は、米国のスーパーヒーローものコミックも好きだが、米国のコミックよりも日本由来のマンガの方をはるかによく読んでいる。この傾向は彼だけのものではない。本屋の棚を見ると、少年ジャンプと米国のコミックでは、売り上げに違いが出ていることがよくわかる。米国コミックのほうが、流通経路は多いのだが。 少
前の記事 宇宙で活躍するニコンのカメラ 米軍が劣化ウラン弾を使用し続ける理由 次の記事 モバイル機器をなんでも充電する携帯型『Juice』、日本のノービルから 2009年12月24日 Charlie Sorrel 『Juice』は、電池の充電とUSB電源出力ができる小型の万能充電器だ。デザインが良く、家の外に持ち出すのにも問題がない(写真で見えている葉の模様は、充電中の単三電池に付いている図柄だ)。[蓋のないエアホルダー型] デザイン専門サイト『Yanko Design』が、賞賛すべきコンセプトとして紹介しているデザインの大多数とは異なり、Hiroaki Tanaka氏がデザインしたJuiceは、2010年初頭に日本と台湾で実際に店頭に並ぶ予定だ。その後すぐに米国でも発売されるという。製造元は日本のノービル(Nobil)だ。[Juiceは、2009年度グッドデザイン賞を受賞した] この四角
あらゆるポーズが可能な“素体”フィギュア 可動部分は80カ所 2009年12月 2日 Infostand さまざまなポーズをとれる可動フィギュアはマニアの間で人気だが、関節の曲がりに限界があって、思うようなポーズにならないことも多い。少女型素体フィギュア『S.F.B.T-1』は、この点を改善し、80カ所もの可動部分で人体の自然な動きを忠実に再現した。そして実になまめかしい、あやしい魅力を持っている。 「S.F.B.T-1(サフビット1)」は「Special Fullaction Body Type-1」の略で、6分の1スケールのデッサン用“可動素体”人形だ。人体の動きの流れを美しく表現することを追求し、従来のデッサン用素体(ポーズ人形)やアクションフィギュア、球体関節人形(カスタマイズドール)のいずれとも異なる。 全身206ものパーツをハンドメイドで組み上げた精巧な作りで、屈伸や胴体のひね
前の記事 「氷の無い北極」に備える各国の軍隊 子どもがだまされにくい理由:「エビングハウス錯視」研究 2009年12月 1日 Bruce Bower エビングハウス錯視の例。実際には同じ大きさだが、左側のほうが小さく見える。画像はWikipedia 百聞は一見に如かずというが、時には見ることで騙されることがある。そしてそれは年齢によって異なるようだ。子どもと大人では、同じ物体でも大きさが異なって見え、大人が騙される錯視に子どもは騙されないことが、最新研究によって明らかになった。 錯視の起こしやすさに子どもと大人で差がある、というこの研究結果は、視覚を部分で捉えず、視覚全体を文脈として把握しようとする脳の能力がゆっくりと発達するものであることを示唆していると、スコットランドにあるスターリング大学の心理学者、Martin Doherty氏らの研究チームは述べている。同チームは、『Develop
前の記事 ユニークなクモ10選:画像ギャラリー iPhoneを攻撃する第2のワームが登場:銀行が標的 次の記事 パソコンのおともに「R2-D2型加湿器」 2009年11月24日 Arstechnica Staff このUSB接続の加湿器は、映画『スターウォーズ』三部作の、真の主人公2人のうちのひとりを表現している(もうひとりはC-3POだ)。 このR2-D2はホログラムを投影したり、カーゴベイのドアをあけたり、頭部からライトセーバーを出したりはしないが、約250グラムの水を蒸気にして、オフィスを惑星ダゴバの沼地[ヨーダが隠遁生活を送っていたところ]のように湿気たっぷりにしてくれるだろう。 タイトーの製品、20.90ドル。 [高さ約10センチ。1540円] WIRED NEWS 原文(English)
前の記事 「寿司ネタのDNA検査」で多数の不正表示が発覚 太陽電池で世界一周飛行:初のテストに成功(動画) 次の記事 タトゥーのように皮下移植可能:絹利用の電子回路 2009年11月24日 Charlie Sorrel 本当のタトゥーの写真:Spacemanbobby/Flickr レイ・ブラッドベリのSFファンタジー短編集『刺青の男』(The Illustrated Man)には、全身が刺青で覆われている男が出てくる。[夜になり、男が眠ったときに]刺青を見ると、刺青が動き出して、奇妙な数々の物語を語り始めるのだ。 ペンシルベニア大学が中心になって開発し、マウスに移植している新しいLEDタトゥーは、この刺青の男を現実のものとする可能性がある(ぞっとするような物語は抜きにして)。 同大学のBrian Litt氏らは、シリコンと絹でできており、入れ墨(タトゥー)のように皮下に移植可能な電子回路
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