[イメージトレーニング PART 1] -1/2- カードゲームで災害対応を体験 防災シミュレーションゲーム「クロスロード」 災害時には、同時多発的に想定外の問題に直面する。ここでは、阪神・淡路大震災で実際に問題となった「災害対応のジレンマ」をカードゲーム化した「クロスロード」を紹介する。ルールは、問題カードに対し Yes か No か決めるだけ。シンプルなシミュレーションで防災の心を育むことができる。 クロスロードとは、阪神・淡路大震災で、災害対応にあたった神戸市職員へのインタビューをもとに作成された、カードゲーム形式の防災教材。「大都市大震災軽減化特別プロジェクト」(文部科学省)の一環として、矢守克也氏(京都大学防災研究所准教授)、吉川肇子氏(慶應義塾大学商学部准教授)、網代剛氏(ゲームデザイナー)によって開発された。 クロスロードの問題カードには、「3000人いる避難所で、20