2010年2月3日(水)(日本時間, 以下同じ)に伊豆・小笠原諸島の福徳岡ノ場付近の海底火山が噴火しました。宇宙航空研究開発機構(以下, JAXA)では2月7日(日)に引き続き、2月12日(金)に陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)搭載の高性能可視近赤外放射計2型(アブニール・ツー)による緊急観測を実施しました。 図1: 2010年2月12日に観測したアブニール・ツー画像 取得日時: 2010年2月12日 午前10時06分頃(日本時間) ポインティング角度: -25.0° 黄枠: 図2拡大画像の範囲 図1は2月12日に観測したアブニール・ツーの全体画像です。福徳岡ノ場は南硫黄島の北に位置します。硫黄島周辺や南硫黄島の東に白く見えるのは雲ですが、福徳岡ノ場周辺は雲がなく良好な観測ができました。