8月4日、日本フットボールリーグ松本山雅FC所属の松田直樹選手(34歳)が、急性心筋梗塞のため亡くなった。誰よりも屈強な肉体を持つはずの元日本代表選手が、なぜ突然の病魔に倒れたのだろうか。 「大の字に倒れた松田を囲んで、『マツさん、マツさん起きろ!』と選手たちが叫んでいた。何が起きているのか、すぐには理解できませんでした」(松本山雅FCチームスタッフ) 松田が病院に運ばれた8月2日、松本山雅は、松本市内にある梓川ふるさと公園で練習を行っていた。ウォーミングアップとして行われた、15分間3kmのランニングを、「いつも通り」2周遅れでゴールした松田の胸を、突然激痛が襲った。 「次の練習が900m走だったため、その準備として脈拍を取りながらストレッチをしていたんです。そのとき松田が『やばい、やばい』と呻きながら崩れた」(前出チームスタッフ) 同僚であり14年来の友人でもある木島良輔は「またふざけ