不況の中、働きながらスポーツ界で上を目指そうという選手を応援する県内企業もある。県内外で飲食店などを経営する「KUURAKU GROUP」(千葉市美浜区)は昨年5月、「スポーツアスリート採用」を導入。市川市の葛飾八幡宮で1日行われた入社式には、同枠第1号となる、サッカー・J2のジェフ千葉の下部組織リザーブズの3選手の姿があった。 安川洋介(26)、宮内亨(23)、高田健吾(20)の3選手。チームの練習は午前のため、午後2時〜同11時、同社が経営する飲食店で働く。準社員として入社するが、福利厚生は正社員並みの待遇。合宿や遠征に合わせ、長期休暇の取得も可能と、配慮ある職場環境だ。 日本フットボールリーグ(JFL)で戦うジェフ千葉リザーブズはトップチームの予備軍で、登録29選手は無報酬のアマチュア。球団は試合や練習の場を用意するだけで、スパイクの購入費などすべて自己負担だ。3選手は「安定した給与