【2012年8月1日 X線天文衛星チャンドラ】 X線天文衛星チャンドラが、55年前に起こった超新星残骸からのX線を初めて検出した。そのデータから、爆発した星の跡に超高密度の中性子星ができているかもしれないこともわかった。 渦巻銀河M83のX線画像。X線のエネルギーが低い方から赤、緑、青で色分けされている。拡大図はハッブル宇宙望遠鏡による可視光画像で、生まれてから1000万年以内の大質量星が集まった星団の片隅に超新星残骸がある。星団の星の多くは太陽の17倍程度の質量で、最期に重力崩壊しSN 1957Dのような超新星爆発を起こす。クリックで拡大(提供:X-ray: NASA/CXC/STScI/K.Long et al., Optical: NASA/STScI) うみへび座の方向1500万年かなたの渦巻銀河M83にある超新星残骸は、1957年に起こった超新星爆発「SN 1957D」の名残りだ