白頭山が噴火したら、金正日政権はどうなる?(上) 「渤海滅亡の原因」との説も 1000年前の噴火で出た火山灰、今も日本北部に5センチほど堆積 再び噴火したら大災害の恐れも 休火山の白頭山が、数年以内に噴火する可能性がある-という診断が、国内外の専門家から相次いで出されている。6月19日付本紙既報。 有史以来最も大きな規模の噴火を起こし、一つの王朝を滅亡させた火山がある。韓民族の聖山、白頭山だ。こうした理由から、最近噴火が迫っているといわれる白頭山に緊張しているのが、ほかならぬ北朝鮮の政権だ。 釜山大の尹成孝(ユン・ソンヒョ)教授によると、白頭山の噴火は、韓民族に大きな影響を与えたという。同教授は「紀元前1-2世紀の噴火では、付近で暮らしていた東夷(とうい)族、すなわち韓民族が、災害を避け、中国の山東地域に大挙して移動した」と話した。 それから1000年後の10世紀、白頭山は再び噴火した。こ