雲仙・普賢岳が198年ぶりに噴火してから17日で20年となる長崎県島原市で、5年に及んだ噴火災害のことを今は家庭でほとんど話さない人が66.7%にのぼるとの調査結果が発表された。調査した長崎大工学部の高橋和雄教授(防災工学)は「復興がほぼ完了した日常の中で、災害を意識することが少なくなったのではないか」と見ている。 噴火災害を「ほとんど話さない」と答えた人の割合は、2001年に実施した同様の調査に比べて18ポイント増えた。逆に「よく話す」「時々話す」は合わせて33%で、前回調査に比べ約16ポイント減った。 平成新山(溶岩ドーム)などの出現で雲仙に「魅力が増えた」と答えた人は40.4%、「変わらない」「魅力が減った」とした人は37.6%だった。 島原半島3市が観光振興の柱に期待する「世界ジオパーク」(地質遺産公園)の内容や特徴については「よく知っている」「大体知っている」「多少知ってい
田井中記者の遺体は5日、報道陣による張り込み取材が行われていた島原市北上木場地区の通称「定点」近くで収容された。収容作業にあたった自衛隊員によると、遺体は、80-200㎜のズームレンズを装着した愛用の「ニコンF4」を抱え込むようにして、うつ伏せに倒れていたという。右手の人差し指だけが、シャッターを押す格好で曲がったままだった。 写真、新聞記事(部分)をhttp://www.geocities.co.jp/MotorCity/8810/densetu/f4.html より。 ◇ ◆教訓を伝える大切さを感じているのはマスコミも同じ。大火砕流で同僚三人を亡くしたテレビ長崎(KTN)報道部の槌田禎子記者(49)は、噴火災害を取材し今も被災地を見詰め続ける一人として使命感を代弁した。 「取材競争の過熱や日々のプレッシャーからマスコミは節度を保てず行動し、被災住民らに迷惑をかけた。私たちは犠牲者のこと
入山が規制されている長崎・島原半島の平成新山(1483メートル)について、シンクタンク「ながさき地域政策研究所」の佐藤仁事務局長が19日、県庁で記者会見し、規制解除に向けて検討会議を立ち上げるよう地元3市に提言したと発表した。「規制によって素晴らしい姿を見ることができない。解除すれば、島原半島観光の目玉になる」としている。 佐藤さんは45年の登山歴があり、昨年11月にあった防災調査登山にも同行した。そうした経験から、平成新山の魅力について、地球誕生を実感でき、登山を趣味とする人にとって一度は登りたいあこがれだと感じたという。噴火から20年たつことから、1日の入山人数を限り、ガイド付きで暫定的に許可する方法をとってはどうかと提言している。 島原市によると、溶岩ドームが不安定な状態で、大きな地震があると崩落の危険性があることから、地元3市長が入山を規制している。担当者は「提言の中身をよく検
平成新山 入山規制緩和を ガイド付き登山目玉に シンクタンクが提言 長崎市 2010年1月20日 01:04 カテゴリー:九州 > 長崎 長崎市のシンクタンク「ながさき地域政策研究所」は19日、1990年からの雲仙・普賢岳噴火で生まれた平成新山(1483メートル)の入山規制を緩和し、ガイド付きの登山ルートを設定して雲仙観光の目玉とする提言をまとめ、島原半島の3市に提出したと発表した。 溶岩ドームが成長した平成新山は国の天然記念物に指定。噴火は96年6月に終息宣言が出たが、内部はいまだに高温を保っており、岩石の崩落の危険性があるとして一般の立ち入りは禁止されている。 提言は、試験登山の名目でガイド付き入山のみ許可▽登山ルートを設定し直す▽ガイドを養成する‐というもの。少なく見積もっても年7万5千人の登山が見込め、宿泊需要も期待できるとしている。今後、地元町づくり団体などに検討会議設立を呼び
長崎は島原半島が、世界遺産の地質版とも言うべき世界ジオパークに認定された。国内第一号だそうだ。 島原半島には何度も訪れたことがあるが、たしかにあの辺りの地質はすごいものがある。火砕流が流れた跡とか、地面の境界線がわかる場所とか。 というわけで、改めてそのジオパークぶりを見に行った。 (T・斎藤) 地球の割れ目 まずは、地面の境界線がわかる場所から見てみよう。 地球の表面には「プレート」と呼ばれる岩盤があり、それがじわじわ動いて押し引きした結果、「断層」と呼ばれる割れ目ができる。 なんともスケールのでかい話で普段はあまりピンとこない話だが、それがすごくわかりやすく見える場所がある。 これだ!
数年前放送されたものです。1991年6月3日、雲仙普賢岳の火砕流災害の時のもの。火砕流に襲われる数分前から、定点は視界がかなり悪くなっていたみたいです。やむをえずこの危険な場所に行く事になり、巻き込まれた人達は本当に気の毒でした。
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