こんにちは Dapr Advent Calendar 25日目です。ついにファイナルを迎えました。私たちの挑戦を応援し続けてくれた世界中のファンの皆さん、そして、Dapr Advent Calendarに集まってくださった皆さん、本当にありがとうございます! Daprを使うべきかどうか 一部のオタクにしか分からない挨拶から始めて申し訳ありません、いよいよDapr Advent Calendarも最終回です。最後は「Daprを使うべきかどうか」について論じたいと思います。 なぜDaprを使うのか まずはDaprのメリットや、Daprが解決する課題について説明します。 アプリとインフラを疎結合にする 言語やフレームワークを選ばない マルチクラウド この3つを順に説明します。 1. アプリとインフラを疎結合にする Daprの主目的であり、このAdvent Calendarでも何度となく触れてきた
こんにちは Dapr Advent Calendar 17日目です。今日はもともと分散トレーシングの話を書くつもりだったのですが、その前に環境でトラブってしまったので、その辺りの経緯や対策などを書きたいと思います。 TL;DR 「私はminikubeをメモリ割り当て2GBで動かそうとしていました」 Daprの環境が壊れた時は、dapr unintall -k minikube stop Dockerの再起動 minikube start dapr init -k という手順で復旧できる minikubeはデフォルトで2CPU、2GBのメモリで環境を作るが、Javaアプリケーションを5〜6つくらい作成するだけでメモリが足りなくなる minikube start の --cpus と --memory オプションで、割り当てるリソースを指定ができる ただし既に作成したminikubeはリソース
こんにちは Dapr Advent Calendar 19日目です。ついに最後の1週間に突入しました。3日目くらいの時に「ちょっとこれ無理かな」とか思ってたんですけど、人間、やってみれば意外といけるもんですね! DaprをAmazon EKSで運用する さて、これまでk8s + Daprのアプリケーションをローカルのminikube上で動かしてきましたが、今回はAmazon EKS上で動かしてみます。Daprはマイクロソフトが中心に開発しているOSSなので、Azureのほうがサポートされているミドルウェアが多かったりドキュメントが多かったりするのですが、AWSでも特に問題なく運用できています。 今回動かすアプリケーション 環境設定 事前準備 まず前提として、次のことは完了済みとします。 AWSアカウントの作成 AWS CLIのインストール aws configureが済んでいて、awsコマ
こんにちは、Dapr Advent Calendar 8日目です。今週は会社で全エンジニアとの1 on 1などやっており、なかなかの忙しさなのですが、何とかブログを続けられています! DaprとZipkinで分散トレーシングをしてみよう 今回はDaprとZipkinを使って分散トレーシングをしてみます。最近色々なサービスやミドルウェアが分散トレーシングに対応するようになったので、だいぶ世の中に認知される技術になりましたよね。使ってるかどうかは別として😏 分散トレーシングやZipkinについての解説をすると長くなるので、あまりご存じないという方は先に調べておいてくださいね。 今回作成するアプリケーションのソースコードはgithubに置いてあります。 https://github.com/cero-t/dapr-advent-2021/ 今回は、過去に作成した「hello」「publish」
こんにちは、Dapr Advent Calendar 5日目です。日曜日なのでゆっくりエントリーを書きました。 Pub/Subメッセージングをしてみよう 今回はDaprを使ってキューを使ったメッセージングをします。このメッセージング機能(Pub/sub API)とサービス呼び出し(Invoke API)の2つが、僕がDaprを使おうという決め手になったくらい重要機能だと思っています。 今回作るアプリケーション Pub/sub機能についてのドキュメントはこちらにあります。 docs.dapr.io 今回作成するアプリケーションのソースコードはgithubに置いてあります。 https://github.com/cero-t/dapr-advent-2021/ 今回は、このリポジトリにある「publish」と「subscribe」モジュールを作ります。 メッセージを送る側のアプリケーションの作
こんにちは、Dapr Advent Calendar を作りました @cero_t です。このエントリーは Dapr Advent Calendar の1日目です。 Dapr Advent Calendarはじめました Dapr (https://dapr.io/) とは、Microsoftが中心になって開発しているOSSの分散アプリケーションランタイム、Distributed Application Runtimeの略でDaprです。 様々なクラウドサービスやミドルウェアを良い感じに透過的に扱うことのできるプロダクトで、なかなか筋が良いのですが、何に使えるかよく分からないというか、そもそもどういうものか分かりづらい、発音の仕方すら分からないということもあって注目度はあまり高くなく、日本語の情報も多くありません。 ただ、このDaprはちょうど僕の感じていた課題を解決してくれそうなプロダクト
マイクロソフトは、マイクロサービスアプリケーションの開発を容易にするためのフレームワーク「Dapr」をオープンソースとして公開しました。現在アルファ版となっており、多くの開発者の協力を求めています。 マイクロサービスアプリケーションは、「マイクロサービス」あるいは単に「サービス」と呼ばれる、それぞれがアプリケーションを構成するための機能を提供する多数のプログラムが疎結合によって連係することで実現されます。 それぞれのサービスはWebサーバのようにステートレスなものもあれば、データベースサーバのように状態をつねに保持するステートフルなものもあります。 また、それぞれ異なるプログラミング言語で開発されたサービスがお互いを呼び出し、メッセージをやりとりする必要があります。 Daprは、こうしたマイクロサービスアプリケーションの開発を容易にするため、プログラミング言語に依存せず、サービス間の呼び出
マイクロサービス(分散アプリケーション)の開発を容易にするランタイムであるDaprが先日 v1.0のリリースを迎えました。本ブログはSimplify Distributed Application Complexity with Daprの日本語抄訳を通して、Daprが実現するものと、Daprの持つオブザーバビリティ(可観測性)をNew Relic Oneですぐに利用する方法をご紹介します。 分散アプリケーションの構築を計画するとき、開発者はアプリケーションのビジネスロジックを超えて考えるべきことがたくさんあることに気づくでしょう。例えば、どのように複数のマイクロサービスが互いに通信するか、どのように外部システムと統合するか、さらにマイクロサービスがステートフルである場合には、発生しうる障害からの回復を実現するためにどのように状態を保存するか、といったことです。 もちろん、これらの問題に対
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