NTTドコモは、来年夏にも、米アップルの人気スマートフォン「iPhone」の次世代機「iPhone5(仮称)」を日本国内で販売することで、アップルと基本合意した。発売するのは次世代高速通信規格「LTE」に対応したiPhone5やiPadになるもよう。

いよいよNTTドコモのLTEサービスが今年12月にスタートするが、2GHz帯をLTEの主力としていること、人口カバー率の低さなど、ドコモのLTE展開シナリオにはいくつか特徴的な点がある。ドコモのLTE戦略を2回にわたって読み解く。 2010年12月に日本初となるLTEの商用サービスをスタートさせるNTTドコモは、世界でも最もLTEに意欲的な通信事業者といえる。 その根拠の1つは、LTEが「ドコモ発」の技術であることだ。ドコモは2004年に「スーパー3G」構想を発表、その開発を進めてきたが、このスーパー3Gをベースに3GPPで標準化されたのがLTEである。 スーパー3Gは、現行3Gから4G(ITUで検討中の「IMT-Advanced」)への移行を円滑に進めるための中間的なシステム(3.9G)としてドコモが提唱した通信規格である。IMT-Advancedは、100MHz近い広い搬送波幅の利用を
NTTドコモのLTE戦略は、700/900MHz帯を取得できるか否かに大きく左右される。取得できれば、一気に全国エリアにLTEを展開することが可能となるが、一方で“過剰投資”となる怖れもある。 当面のLTE対応端末は、HSPAにも対応するデュアルモードとなる。また、周波数は2GHz帯、1.7GHz帯、新800MHz帯の3バンドをサポートする。LTEエリア内では下り最大37.5Mbps(端末ベース。システムベースでは43Mbps)の高速データ通信を、それ以外の地域ではHSPAを使ってデータ通信を行うというサービスイメージだ。 また、LTE端末は当面、UEの「カテゴリ3」に対応したものとなる。そのため端末自身の性能としては、下り最大100Mbpsに対応している。そこで、開始時点の運用帯域幅5MHzが10MHz幅に拡大されれば下り最大75Mbps、15MHzになれば下り最大100Mbpsでデータ
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