イントロダクション ソフトウェアと比較してハードウェアの「コンパイル」は面倒です。プリント基板CADで設計したらプリント基板を製造し、部品を調達し、部品をプリント基板に実装する必要があります。物理的なプロセスがいくつも入るため、時間がある程度かかるのは仕方ないとして、細かなやり取りにかなりコストがかかります。そんな中で、設計後のデータを投げておいたらプリント基板の製造から実装までを勝手に行ってくれるサービスがいくつか登場してきました。 Fusion PCBA Prototype Serviceは中国の深圳にあるSeeed Studioが提供する製造サービスの一つで、PCB(プリント基板)の製造だけでなく部品の実装まで行ってくれるものです。使用できる部品はSeeed Studioが定める「Open Parts Library」の中の部品を使用することで、2個から100個までの製造を簡単に行え
パターンの描画 【片面基板のオートルータ】 片面基板にオートルータを適用することができます。まず、オートルータ実行(Auto) アイコンをクリックすると下図のダイアログが開きますので、ここで自動配線する条件 を設定します。 片面基板を使うこととしますので、図のように部品面側(Top)は使わない(N/A)と 設定してからOKボタンを押せば片面の条件で自動配線が実行されます。 しかし簡単な回路ならば、大きな問題もなく自動配線が100%完了しますが、 通常はまず100%自動配線が完了することはありません。 ここのような場合には、N/AとしたTop側の条件を10、Bottom側の条件を90という ように比率指定をして自動配線をやり直します。これで部品を少し使って自動配線を 実行します。この場合に部品面で描画されたパターンはジャンパ線で接続することに なります。 自動配線が完了したら、パターンのルー
プリント基板のパターンを手作業で描くこともできますが、CAD(Computer Aided Design) ツールを使用してコンピュータで自動作成する方法があります。工業用のプリント基板のマスクパターンはほとんどCADを使って描かれています。私の場合、何枚も同じプリント基板を作ることもなく、パズルを解くようにパターンを描くのが好きなので、今までCADツールは使っていませんでした。 このページでは世界の電子工作マニアで評判の"EAGLE"について紹介します。このツールはドイツのCadSoft Computer, Inc.がリリースしており、英語版とドイツ語版があります。私は英語版のフリーウェアツールを使用しています。私自身、英語を訳して勉強しながら書いているので間違いもあると思いますし、全ての機能を紹介できないと思います。あくまで私が使用する範囲のことしか書けませんので、高度な使い方などにつ
EAGLEとは 独CADSOFT社が開発・販売しているプリント基板用CADソフトです。 フリーウエア版もあり、アマチュア工作ならばとりあえず十分な機能があります。 EAGLEを使用することで、回路図からパターン図(基板配線図)を作成して、自分でプリント基板ををエッチングするための版や、基板業者にプリント基板を発注するためのデータ(ガーバデータ)を出力できます。 オーディオ工作で役に立つことも多いでしょう。 ただし、若干クセのあるソフトですし、CADに詳しくない方も多いでしょうから、最初のとっかかりとして説明してみます。 EAGLEを紹介したホームページ EAGLEについては、既に立派な紹介のホームページを作成されている方がいますので、参考にしてみてください。 EAGLEによるプリントパターン自動作成 …かなり詳しく紹介されています。ここをみればすべてが分かるでしょう。 プリント基板CAD
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