そこで、なぜGo言語のGCはシンプルに見えるのにうまく機能するのか興味が湧き、調べてみました。 コンパクション GCは非移動型と移動型に分けられます。 非移動型GCは、GCによってヒープ内のオブジェクトの再配置を行いません。 たとえば、Go言語の採用しているMark & Sweep GCは非移動型です。 一般的に非移動型GCでは、メモリのアロケートと解放を繰り返すことでヒープの断片化が発生し、アロケーションのパフォーマンスが悪化することが問題と言われます。(ただし、これはメモリアロケーターの実装によります) いっぽう移動型GCでは、GCの際に生きているオブジェクトをヒープの端に寄せて再配置することで、ヒープの圧縮(コンパクション)を行います。HotSpot VMのGCなどで利用されているコピーGCは、移動型です。 コンパクションを行うことで、以下のメリットが得られます。 断片化の回避 逐次
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