こちらは山中伸弥さんの英語講演。 「失敗した実験から学んだ科学の3つのルール」というネタで語るギャグの落とし方が素晴らしい。アメリカンジョークの王道。USから帰った時に陥った鬱状態もユーモアをもって話している。 そしてこういう外国の講演でもきちんと自分の学生の名前を出して自分のチームに敬意を示すことを忘れない。 「iPS細胞は私の最初の学生と技師であった三人の若者が作り上げたんです。少なくとも彼らが居ないと私の研究室からはiPS細胞は生まれなかった。…私は彼らのことを自分の二人の娘と同じだけ大事に思っています。…。あ……もちろん私には妻もいまして、えーと、妻のことはもっともっと大事に思っています…」 こういう方がiPS細胞を作り上げ、ノーベル賞を受賞して本当によかった。日本の若い人たちに科学者とはこういう人なんだよ、とロールモデルを指し示すことができるから。 Lasker Lecture: