米国の2大携帯キャリアである米AT&Tと米Verizon Wirelessの2011年第4四半期(10-12月期)決算が1月26日(現地時間)に出揃った。どちらも多数の新規顧客を獲得したほか、多くの既存ユーザーがよりARPUの高いスマートフォンへと移行するなど、売上ベースで過去最高クラスの業績を達成している。一方でスマートフォン、特にiPhoneを2年契約で割引販売する際のコスト負担が重くのしかかり、どちらも数十億ドル規模の巨額損失を計上するなど、ユーザー数の増加とは裏腹に利益を圧迫する現象に見舞われている。 両社の決算を具体的に見ていこう。米AT&Tの同四半期の売上は325億ドルで前年同期比で3.6%のアップ、純利益(損失)は67億ドルの赤字だった。AT&Tが巨額赤字を計上した理由の1つは、先月同社が発表したT-Mobile USAの買収断念で、この破談にかかる諸経費が収益を圧迫したこと
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