NTTコミュニケーションズ ソリューション&マーケティング本部 ソリューションコンサルティング部 地域協創推進部門 中川 あやめ
NOKIA 復活の軌跡 作者: リストシラスマ,田中道昭,渡部典子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/07/04メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見るノキア、復活の軌跡というけれど僕の中でノキアが復活したというイメージはまったくなかった。どちらかといえば、2011年まで世界最大の携帯電話端末メーカーだったのに、まったくスマートフォン時代についていけずに失墜し、その後は携帯電話事業をマイクロソフトに売り渡し、その後どうなったのか完全に意識の外にいって消えていた存在だけれど、今は残された通信技術の会社として、フランスの通信機器大手とも合併をし、と世界の通信事業者の中でも巨大な位置を占めているんだなあ。 本書は2008年にノキアの取締役に就任し、最も苦しい時期のノキアの舵取りを任されてきたリスト・シラスマによるビジネス体験記になる。復活の軌跡とはいうが、現代はT
プロ経営者の松本晃氏は、実力主義の外資系企業を率いて実績を残し、カルビーでも売り上げと利益を伸ばすなど、結果を出してきました。簡単な言葉で本質を示し、それを繰り返し強調する。松本氏は、そんな「シンプル経営」とも呼ばれる手法で結果を出す組織をつくり上げてきたのです。今回は組織づくりと人材の評価の仕方を聞きました。 <<(3)経営者は駅伝ランナー、引き際「スパッと」が美しい (5)午後2時でも退社OK 働き方改革「元祖」の徹底ぶり >> 「いいやつ」で通用するプロはいない前回は、日本企業の経営者への報酬についてお話ししました。これと表裏の関係にあるのが、人をどのように評価するかという問題です。 答えはズバリ、成果です。プロ野球選手をどうやって評価しますか? 相撲取りはどうですか? プロテニスプレーヤーは? 「あいつはいいやつだ。しかし、また一回戦で負けた」という人を高く評価しますか? 普通はし
会社組織を運営していく上で企業文化の重要性は多くの経営者が理解している事かと思います。僕ももちろん起業前から企業文化が一番の差別化ポイントになると理解し、会社運営をしておりました。 創業期から毎日の朝礼、朝礼ではLTと英語でのカンバセーション、毎週月曜日のプロジェクトレビュー、オープンでフラットなコミュニケーション、グローバルコミュニケーション、チームでデザインする、デザインに対してのディスカッションなど、多くのカルチャー醸成のために多くの取り組みを行ってきました。 しかし、僕の経営するGoodpatchは約2年半ほど前に組織とこれらのカンパニーカルチャーがほぼ全て崩壊するという事態に陥りました。 この2年間は自分にとってGoodpatchの失われたカルチャーを取り戻し、再構築するために奮闘した期間でした。 組織の急成長フェーズに起こる事例だと思うので、起業家やこれから組織を作っていく人達
社内ベンチャーを立ち上げて新規事業に挑戦した中で気付いたこと、MBOして独立した後で多くの新規事業に挑戦する人たちの相談を受けて気付いたことをまとめています。「成功する秘訣はないが、これをやったら失敗する教訓はある。」「イノベーションを目的化してイノベーションは起こせない。」
異色のSaaS企業 AtlassianIBMやOracleの様なエンタープライズ向けソフトウェアは、一般に営業の交渉が多く、(自分ではプロダクトを使わない)意思決定者が機能比較をして購買決定をする。故にセールスサイクルが長い。この一般的なソフトウェア企業の成長モデルを覆し、全く違うアプローチで急成長してきたSaaS企業がオーストラリア・シドニー生まれのAtlassianだ。AtlassianのJiraやHipChatは口コミで一気に広がり、最近買収したTorelloも同様のアプローチで、12万5千社以上の顧客を獲得した。領域は限られるとは言え、SlackやNewRelic等の成長SaaS企業もAtlassianに近い考えであり、パイオニアの事例だと考える。 今回は、Atlassian社長 Jay Simons氏のIntercomポッドキャスト/記事をベースに、営業チームに依存しない成長を遂
よく講演をした後に、そのような質問を受けることが多い。 結論から言うと、経営者にデザインやエンジニアリングの重要性を伝えようと頑張るのは、オススメできない。なぜなら、それを大事にしてくれる別の経営者と仕事をする方が、はるかに簡単で手っ取り早いからだ。 基本的に、経営者の考えを転換させるコストは極めて高い。それだけの時間やコスト、能力や忍耐があれば、転職先や別のクライアントを見つける方が簡単だ。そもそも、ある程度は職を選べる能力がなければ、経営者の考えを変えることはおろか、アクセスすることすら難しい。 シンプルに、デザインやエンジニアリングを経営に持ち込みたい人は、そのような経営者と仕事をすべきだ。過去に色々なクライアントで、経営者や社長室、経営企画室、新規事業部の方々とお会いしてきたが、実質的にそれ以外の答えは無いと思う。 経験上、ほとんどの経営層は人的ロジスティクスの硬直化が起きるまで、
「現状維持バイアス」を打破して「組織を変える」ための3つの方法!? : 危機、危機って、生まれてこの方、ずっと危機じゃねーか、バカヤローコンニャローメ!? 船底に「小さな穴」があいていて、少しずつ沈没しかけている「巨大豪華客船」のなかで、カクテルパーティが繰り広げられているような「組織」はありませんか? 先だって、僕は、こんな趣旨の記事を書きました。 「現状維持バイアス」とは「約束された沈没」である!? : 船底に穴があいているのに、カクテルパーティをぶちかます「ウェイウェイ豪華客船」の謎!? http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/10014 ひとは誰しも「変化」を好まない。 「何かを変化させるくらいならば、現状維持することの方が得じゃねーか」と「現状維持の価値」を高くみつもるバイアス、すなわち「現状維持バイアス」に、ひとは、取り憑かれてしまいが
卒業論文で書いたメルカリの経営戦略をnoteで全文公開します。 約2万字(卒論用紙40ページ)あるので、お忙しい方は第4章、第5章だけでも読んでいただけると大枠は理解できると思います! 第1章 はじめに 1-1. この論文テーマを選んだ経緯私は高校3年生の時に初めてメルカリを利用した。今から約4年前だが、自分の不用品を出品しただけで、それが国内のだれかの手に渡り、喜んでくれることがとても嬉しかった。さらに、わずかながらお小遣いにもなったことに感動した。 それから約4年、メルカリは急激にユーザー数を増やした。「ユニコーン企業」と言われるまでに成長し、一気にグローバルカンパニーとなった。2018年6月には、ついに上場を果たしたのだ。 私は、メルカリがここまで急成長できたのはどのような背景があるのか、とても気になった。人々は新品を買うのではなく、商品を少しでも安く見ず知らずの他人と取引することに
松田祐樹@MD-Farm @songtian88 @love_moneeey いつも勉強になります。 先に行き過ぎて、撤退したものもあるような気がします。 「ちょっと先」じゃないと時代とマッチしないものも多くあるんだよなと思っています。 🟥🟫 @akibaandakiba1 @love_moneeey @himana_sato アマゾンにとって成功することよりもトライ数が多いということが重要で、それ以上に再現性が重要だから撤退した事業多いんだろうね。あと、Amazon Englishもやめちゃったけど、これはAudibleに繋がったから記載してないのかな。 銃吸 @GunSucker19 @love_moneeey amazonオムツは外に出れない幼児(子育て)と年寄りの需要を生理現象から増やし てかつゆりかごから墓場までの情報、マーケティングに繋げようとしたんやな cm見ても年寄りと
inside Enterprise 日々刻々、変化を続ける企業の経営環境。変化の中で各企業が模索する経営戦略とは何か?ダイヤモンド編集部が徹底取材します。 バックナンバー一覧 キヤノンが2016年の東芝メディカルシステムズ(現キヤノンメディカルシステムズ)買収で強化したヘルスケア事業をさらに躍進させる。 現在のヘルスケア事業は、磁気共鳴画像装置(MRI)、コンピューター断層撮装置(CT)など診断機器が中心。だが、御手洗冨士夫会長CEO(最高経営責任者)は今月上旬、本誌の取材に、治療領域へ進出する意向を表明した。治療機器や再生医療分野を念頭に置いているもようだ。 キャノンは20年までにM&A(企業の合併・買収)に最大4000億円を投入する方針だが、御手洗会長CEOはその多くを振り向けることも明らかにした。
2018年7月24日、エビススバルビルにて「THE BUSINESS DAY#2 presented by Mercari」が開催されました。これは、ビジネスおよびコーポレート系の業務に携わるビジネスパーソンを対象に、新たな知見や最新トレンドなどを共有するコミュニティイベントとして株式会社メルカリが企画。本記事では、最後のトークセッション「メルカリのミッション達成への道筋」の後半の模様をお送りいたします。 メルカリに優秀な人が集まるのはなぜ? 奥平:メルカリはよくゴールデンチームとか、メンツが豪華とかメディアも取り上げていろんな言われ方をしていますけれど、どう採ってきているんですか? 人によっても違うと思うんですけど、今でこそ有力なスタートアップですが当時まだ有力じゃないわけですよね、その時からそれなりの人をたくさん採ってきたというのが。 小泉:そうですね。そういう意味でいうと、最初のフェ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます (本記事はBizauthが提供する「BA BLOG」からの転載です) 今回は、日本企業が持つ企業文化がITに悪影響を与えることに言及したい。女性には失礼な話かもしれないが、面白い話なので紹介したい。「一歩前へ」という注意喚起をご存じだろうか。男性用小便器の調度目線の高さに貼ってあるシールやプラカードだ。筆者が初めて見たのは、20年ほど前のトヨタ自動車本社での男性用トイレである。用を足す際に一歩前に出ることで、便器から尿が飛び散ることがなくなり、掃除のコストが下がるらしい。トヨタはここまでコストを下げようとするのかと、衝撃と感動を覚えた記憶がある。 それから10年。東京のトイレでこのプラカードを頻繁に見るようになった。要は、普及したのだ。
Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 【背景】 この記事はQuoraの「What does a CTO do?」という質問に対するAmr-Awadallah氏のよくまとまった回答の翻訳です(本人から許可取得済)。 私はMAMORIO株式会社でCTOをしているのですが、最近自分の仕事が何なのかよく分からなくなってきたことがこの記事を書こうと思ったきっかけです。 私はこの記事でいう所の「雑草CTO」であり、たまたま会社の初期に私以外に適任者がいなかったので成り行きで就任し現在に至ります。 そして、人数もプレッシャーも少ない総初期は来た玉は打つの姿勢でコーディングから渉外まで何で
夏休み、Enjoyされましたでしょうか。INST石野です。 お盆休み直前の8/10に、皆さんご存知Wantedlyの運営会社、ウォンテッドリー株式会社のマザーズ上場が承認されました。 ビジネスSNS「wantedly」運営元のウォンテッドリーがマザーズ上場へ HRtechの雄として、そして新しい人材採用のプラットフォームとしてスタートアップを中心に絶大な人気を誇るWantedlyの上場ということで、素直に「すごい」と思っていろいろネットなどを調べていくと、 これがまあいろいろと凄い ことがわかりましたので、私もいっちょブロガー社長の端くれとして筆を執ってみようと思った次第です。 ちなみにですが、私は資本政策やIPOなどには疎いボンクラ経営者でございますので、誤認識や偏った解釈が多いかもしれませんが、それは笑い飛ばしていただき、単なるイチ意見として受け取っていただければ幸甚でございます。 ※
2016 - 12 - 28 経営の”踊り場”問題 プロダクト-プロダクトマネージャー 本記事は「経営の踊り場問題」と勝手に呼んでいる問題とその対策について、わざわざクリスマスの夜に行った4つのツイートをまとめ・補記したもの。主にスタートアップや新規事業など「急速な成長」を前提とした組織体を想定している。 停滞期に起きること 踊り場を抜けるにはユーザーやプロダクトと向き合い切る以外に解はないと思ってるんだけど、「これまで順調に伸びて来た売り上げがストップ」みたいな状況は社内の雰囲気を悪くする。 結果、マネジメントが組織や人間関係の問題にフォーカスしがちに。これを「経営の踊り場問題」と呼んでる。→続 — Yamotty (@yamotty3) December 25, 2016 踊り場が目線を内に向ける リリースした直後は底にいるので、サービスは伸びるしかない。難しいのは伸ばし続けること。ふ
25歳以下の若手デザイナーのためのコミュニティ「UI Crunch Under25」がイベントを開催。DeNA会長・南場智子氏が「なぜ今デザインなのか?」と題して、基調講演を行いました。本パートでは、DeNAで取り入れられているPermissionlessの考え方とユーザー第一で考える、サービス設計のプロセスについて話しました。 サービスの作り方が変わってきた さて、これから本題の「なぜデザインか」「なぜクリエイティブなのか」という話に入っていこうと思います。 大きなトレンドとして、これから南場智子さんがとてもありがたい話をします。新しい事業やサービスの作り方が大きく変わってきたと思うことが3つあるんです。この3つを今日みんなと共有したいと思います。 1つ目。新しいサービスのつくり方って普通はこうです。 企画をして、その企画が良くできていたら経営会議に持ってきて、経営会議で吟味するんだな。
ゾンビ・プロジェクトとは、まったく有望ではないのにダラダラと生き永らえているイノベーション活動である。これらを中止すれば、経営資源の効率化と組織学習という大きなメリットが得られる。 「そんなものは絶対に見つからない」と、数十億ドル規模の売上高を誇るIT企業の上級幹部は言った。 ここで言う「そんなもの」とは、有意義なイノベーション活動を害する最大の敵として世界中で見られる、「ゾンビ・プロジェクト」である。理由は何にせよ、当初の目的を達成できないにもかかわらずズルズルと存続している「死に体」のプロジェクトだ。戦略上も財務上も会社に貢献できる見込みは実質的にないまま、経営資源を浪費している。 このIT企業が革新的なアイデアをうまく事業化できないでいる理由の1つは、ゾンビ・プロジェクトが経営資源を浪費し、イノベーションのパイプラインを停滞させているためである――そう我々は提言したのだった。幹部は納
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