JR5社と首都圏や中部、関西、福岡の大手私鉄など11事業者・団体は18日、それぞれが発行するIC乗車券を2013年春から相互に利用できるようにすることで合意したと発表した。対象はJR東日本のSuica(スイカ)など10種類で、総発行数は約6500万枚。どれか1枚を持っていれば、北海道から九州まで、鉄道51とバス98の計149事業者で使えるようになる。対
電子マネーは自社グループの「nanaco(ナナコ)」だけ――。そんな孤高の戦略を貫いてきたセブン-イレブン・ジャパンがついに“鎖国”を解いた。今年10月、ビットワレットの電子マネー「Edy(エディ)」を導入する。 これまで、セブンイレブンは独自の電子マネーにこだわってきた。グループ内でしか使えないポイントを付与すれば、顧客が他チェーンへ流れるのを防げる。また、独自に集めた顧客情報は、商品開発や立地タイプ別の商圏分析に生かせるからだ。 今回、方針を変えてEdy導入に踏み切ったのは、こうしたメリットよりも、独自の電子マネーを堅持することのデメリットの方が大きくなってきたことを意味する。 顧客を逃がすリスク増大 というのも、Edyや鉄道系の「Suica(スイカ)」、後払い式の「iD(アイディ)」など他社と共通で使える電子マネーなしでは、新規客を取り込めなくなってしまったのだ。 かつて、こうした電
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