政府は、日本文化の海外への発信を強化する取り組みとして、日本の書籍を英語に翻訳するのを支援する方針で、有識者による委員会で、ことしの秋までに対象とする書籍を選ぶことにしています。 政府は、アニメや和食をはじめとした日本文化の海外発信に力を入れていて、その一環として、日本の書籍を英語に翻訳するのを支援する事業を始める方針です。 具体的には、翻訳にかかる費用を政府が負担し、翻訳された書籍は、海外の研究機関や図書館などに提供することを検討しています。 政府は先月、大学教授ら有識者7人を委員とする書籍の選定委員会を設置し、ことしの秋までに、翻訳の対象とする書籍を選ぶことにしています。 内閣官房の担当者は、「書籍を通して、日本の魅力や平和国家としての歩みなどが伝わることで、日本に対する理解が深まることを期待している」と話しています。