3度目の九州入りを果たした海江田万里氏。必死にアベノミクスを批判するが…=15日午後、佐賀市のゆめタウン佐賀前(田中一世撮影)(写真:産経新聞) 民主党の海江田万里代表(64)は15日、参院選公示直前を含めると3度目の九州入りを果たし、佐賀、長崎、福岡3県を遊説した。異例ともいえる力の入れようだが、終盤戦で盛り上がるどころか、聴衆は減るばかり。過疎地めぐりを続ける自民党の小泉進次郎青年局長も同じ日に佐賀、長崎両県に入ったが、明暗はくっきりと分かれた。 「私たちも景気を良くしたい。でも安倍晋三首相の経済政策と決定的に違うのは『今がよければよい』ではないということ。5年先10年先も景気が順調に回復するには働く人の雇用、賃金を安定させ、社会保障を充実させなければならない。いま高級外車や高級時計がいくら売れたってダメなんですよ!」 午後4時半すぎ、海江田氏は、佐賀市中心部の商業施設「ゆめタウン