ケイテン、氏家のお二方を始めご参席の皆さま、 皆さまに本日お話しできますことは、このうえない光栄であります。 わたくし、皆さまと同じ金型からできていると申しましょうか。経営者として鍛えてもらったのは、はるか昔のアフリカ時代です。その頃はマシンガンの弾をよけつつ、ダイヤモンドを掘るという暮らしでありました。厳しい決断が必要だったのは、実家の炭鉱を閉じねばならんと決めた時であります。けだしこのような経験を通じまして、難局に当たる術(すべ)の一つや二つ、わたくしは学べたのではないか、と。 でありますからして、皆さん方のお働きに、すなわちめまぐるしく変わる現実というものに事業を適応させていこうとなさるご努力に、敬意を表するものです。それから日米の双方で、おのおのの協議会を意味あるものにしようとなさる、たゆみのないご努力にも賞賛を惜しみません。 協議会の意味について申せば、実は今ほどその意味を増した