Windows環境については試していませんが、同様の効果が期待できそうです。特にWindows Subsystem for Linux 2(WSL2)やDocker Desktopを使っている場合は、この記事のLinux向けの内容をそのまま適用できます。 まずは計測 ビルド時間の削減に入る前に、現在のビルドにかかっている時間を計測し、何に時間がかかっているのかを把握しましょう。そうすることで後の改善効果がはっきりしますし、もし、本記事の例とは状況が異なる場合でも適切な対応を取れるかもしれません。 cargo buildやcargo testに--timingsオプションを追加することで、個々のクレートのビルドにかかった時間を計測し、視覚化できます。 フルビルドにかかる時間を計測する ここで言うフルビルドとは、cargo cleanを実行したあとの何もない状態からビルドし直すことです。これに