現場プログラマーのアルゴリズム再入門本(勝手に付けた副題)、アルゴリズム・クイックリファレンス第2版を読んだ。今年の2月に訳者の @hydrakecat さんから献本いただいていたのだが、感想を書くのが遅くなってしまって申し訳ない。 ちなみにこの本を読んでいる自分の背景を説明すると、一応大学は情報系だが、アルゴリズムや理論寄りの話は苦手。仕事ではスマートフォンアプリのコードを書くことが多く、アルゴリズムに直接触る機会はほとんど無いという人間である。 内容 第1版をぱらぱら読んだことはあり、コンパクトで読みやすい本だなと感じていた。第2版では赤黒木が削られたり、Pythonのコードが追加されたりしたようだが、受ける印象はそんなに変わってなかった(と言いつつ第1版と比較してみると、C言語の箇所が減っている)。 前の版から引き続き、とにかく実際に動くコード、実際の計算機での動き方にページが割かれ