twitter で評判だった「Linux のしくみ」を最近買いました。前評判通り、実際に動くコードを用いて実験ベースで Linux の仕組みを説明してくれる良い本で、これは非常にお勧めできるなと思いました(6〜7割よみつつ、今いろんな箇所の実験を手元でやってみています)。 第4章 プロセススケジューラの部分では、プロセスに対して、論理CPU がどのように割り当てられるのか説明しつつ、それが本当に正しいのかを、コードを使って実験してみることにより示していました。だいたいの内容を読み、まぁそうですよね...と納得しつつも、実際に手元マシンで実験してみたことはなかったので、今回自分の手を動かしてやってみることにしました。 実験内容 複数のプロセスを生成して、それぞれのプロセスにおいてループを回して、ユーザーモードの負荷をかけたとき、どのように各プロセスが実行されるかを観察する 測定の際は、複数の