ITを活用した金融サービス「Fin Tech(フィンテック)」に関する技術や、サービスの課題などを話し合うカンファレンス「福岡発フィンテックの現在、未来」(福岡市・福岡地域戦略推進協議会・株式会社デジタルガレージ共催)が3日夜、福岡市中央区の福岡グロースネクストで行われた。会場となった福岡グローネクストは、同市の代表的な繁華街、天神から歩いて数分のところにある旧大名小学校の校舎をそのまま利用し、起業を志す人たちのための情報拠点兼ねたカフェやイベントスペースなどが同居したユニークな施設だ。 当日は、日本銀行Fin Techセンター長の河合祐子氏による基調講演から始まった。冒頭で、お隣の中国ではキャッシュレス化が進み、スマホでの決済が浸透していること、フィンテック分野への投資が盛んに行われていることが紹介された。その上で不便や非効率を解消するために、フィンテックは日本でも積極的に取り組む必要で