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Linux カーネルのメモリ管理方法について、勉強したことをまとめる。 メモリ管理はハードウェアに強く依存するため、x86_64 かつ OS起動後に 64bitプロテクトモード に移行したあとに話を絞る。また、OS は CentOS7.6、カーネルは次のバージョンを利用する。 ]# cat /etc/redhat-release CentOS Linux release 7.6.1810 (Core) ]# uname -a Linux localhost.localdomain 3.10.0-957.21.3.el7.x86_64 #1 SMP Tue Jun 18 16:35:19 UTC 2019 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux 概要 ノイマン型アーキテクチャ コンピュータの基本的な構成のひとつ。次の図が参考になる。 ほぼ全てのコンピュータが、このアーキ
マイクロソフトは、Windows 10の次期バージョンで搭載予定のWindows Subsystem for Linux 2(WSL 2)に組み込むLinuxカーネルのソースコードをGitHubで公開しました。 Windows 10には、その内部でLinux互換のAPIを提供する「Windows Subsystem for Linux」(WSL)と呼ばれる機能を搭載しています。 現在Windows 10で提供されている「WSL」は、LinuxシステムコールをWindowsカーネルのシステムコールに変換することでLinux互換環境を実現しています。 しかしこの方法ではLinuxシステムコールとの高度な互換性や高速性を実現することが難しかったため、次期バージョンの「WSL 2」ではLinuxカーネルをまるごとWindows 10内に組み込む仕組みが採用されました。 WSL 2で用いられるLin
Announcing WSL 2 | Windows Command Line Tools For Developers 「自分らはLinuxカーネルだ。防衛を解除して投降せよ。自分らの技術上の差異は自分らのものとする。自分らの文化は自分らの益とする。抵抗は無意味だ。」 マイクロソフトはWSL 2で本物のLinuxカーネルを同梱して利用すると発表した。 最初のWSLは、マイクロソフトによるLinuxカーネルのシステムコールの互換実装であった。これは様々な互換性とパフォーマンスの問題を抱えていた。互換性は果てしなく低く、パフォーマンスは主にファイルシステム周りがとてつもなく遅かった。 新しい実装であるWSL 2では、本物のLinuxカーネルを使い、完全なシステムコール互換性を実現する。このLinuxカーネルはマイクロソフトによってビルドされている。最初のバージョンはLinux 4.19となる
近い将来、WindowsにLinuxカーネルがバンドルされる方向であることが、マイクロソフトの「Windows Command Line Tools For Developers」ブログに投稿された記事「Shipping a Linux Kernel with Windows」で明らかになりました。 Windows 10には、Linux互換機能を実現する「Windows Subsystem for Linux」(WSL)が搭載されています。これまで、WSLを機能させるにはユーザーがWSL上にLinuxを導入する必要がありました。 今後のWSLではこれを改め、WSLに最適化されたLinuxカーネルが最初からWindowsに含まれるようになり、ユーザーはカーネルを除くユーザー空間に対応する部分のLinuxを導入する方式になるとのことです。 「Shipping a Linux Kernel wi
マイクロソフトはWindows上でLinux互換機能を提供するWindows Subsystem for Linux(WSL)の次期版となる「WSL 2」を発表しました。 WSL 2には、最初からWSL 2に最適化されたLinuxカーネルが含まれており、フル互換のLinuxシステムコールを実現。またファイルシステム性能は最大20倍もの劇的な向上も実現しているとのことです。 これによりWSL 2上ではDockerも実行可能だとされています。「Announcing WSL 2」から引用します。 Now that WSL 2 includes its own Linux kernel it has full system call compatibility. This introduces a whole new set of apps that you can run inside of W
August 14, 2023 by Hayden James, in Blog Linux This list of Linux benchmark scripts and tools should prove helpful for quick performance checks of CPU, storage, memory, and network on Linux servers and VPS. Check each script before running from the command line. Most of these scripts will benchmark the CPU, memory, storage, and network. In most cases, the CPU Model, frequency, and number of cores
RHEL公式ドキュメントを引用した、RHEL7のよくある初期設定コマンド詰め合わせパックです。AWSの初期設定でご利用できるような情報も付加してます!! コンニチハ、千葉です。 昔こんな記事を書きましたが、今回はRHEL7版をお届けします。RHEL公式ドキュメントを引用していますので、野良ではない情報をお届けします。確認コマンドも載せてますのでご利用ください。 [AWS]RHEL6初期構築設定・コマンド詰め合わせ はじめに 初期構築っていっても色々あると思いますが、私がやりたかった対象は以下です。 ホスト名 時刻同期 文字コード タイムゾーン 初期設定 タイムゾーン タイムゾーンは、timedatectl set-timezoneで設定します。 $ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo 設定した内容を確認してみます。localがJSTに設定されま
WSLでは複数のディストリビューションが 利用可能なため区別が付きにくい Windows Subsystem for Linux(以下、WSL)では、複数のディストリビューションが利用可能になっている。使い分ける場合、ウィンドウ左上のアイコンでは区別がしにくい。特にUbuntuは18.04、16.04と最初からあるUbuntuの3つのディストリビューションがあり、アイコンが同じ。そのウィンドウは見ただけではどのディストリビューションなのかわからない。 筆者は最初、プロンプトでディストリビューションを区別していた。.bashrcの「$PS1」への代入文がプロンプトの定義である。しかし、プロンプトが長くなるのはわずらわしいこともある。そこで、端末マルチプレクサーであるByobu(屏風)を使って、それぞれを区別しやすいようにした。 端末マルチプレクサーとは、複数の仮想端末を作り、それぞれでシェル
Red Hatの森若です。 今回はRHEL8でのPythonがどのようにパッケージされているかを見ていきます。 Red Hat Enterprise Linux 8には"python"コマンドがない!? Red Hat Enterprise Linux 8 はインストール直後のデフォルト状態では "python" コマンドが存在しません。(ほとんどの場合"python3"コマンドはあります。) pythonコマンドがない……!? RHELは各種のシステムツールがPythonで実装されており、RHELであれば "python"コマンドが利用できるという状況が続いてきました。RHEL 8では少し様子が違うようです。詳しくみていきましょう。 3つのPython処理系 RHEL 8 Betaでは、Pythonの処理系は3種類存在します。 platform-python: RHELに同梱の各種システ
Windows Subsystem for Linuxのファイルシステムには VolFsとDrvFsの2つがある WSLには、2つの独自のファイルシステム「VolFs」と「DrvFs」がある。前者は、ディストリビューションがインストールされるファイルシステムで、Linuxのメインのファイルシステムに相当する。名称は「Volume File System」の意味と思われるが、最近のWSLでは、「lxfs」と表記される。後者は、WSL内からWindowsのNTFSにアクセスするためのもので「Drive File System」の略と思われる。 wslconfig.exeの「/upgrade」オプションは、VolFsをアップグレードするためのものだ。実行は簡単で、WSLが起動していないときにディストリビューション名を指定して実行すればよい(ディストリビューション名は「/list」オプションで表示
クラウドベンダなどによるサービス利用を制限したMongoDBの新ライセンス「SSPL」を理由にDebian、Fedora、RHELがMongoDBの配布取りやめを表明 MongoDBがAWSなど大手クラウドベンダによるサービス化に反発し、商用サービス化を制限する新ライセンスに変更したことは以前の記事で紹介しました。 参考:Redis、MongoDB、Kafkaらが相次いで商用サービスを制限するライセンス変更。AWSなどクラウドベンダによる「オープンソースのいいとこ取り」に反発 新ライセンスはAGPLをベースにMongoDBが独自に作成したもので、「Server Side Public License」(以下、SSPL)と呼ばれています。 SSPLではサービス提供元もソースコード公開を義務化 SSPLでは、MongoDBをサービスとして提供する場合、サービス提供元が独自に変更した部分を含めて
関連キーワード CIFS | SMBプロトコル | ファイルシステム | ファイル共有 | Sun Microsystems(サン・マイクロシステムズ) 仕組みを説明できる? 「Network File System」(NFS)と「Common Internet File System」(CIFS)/「Server Message Block」(SMB)は、サーバなどのリモートコンピューティングデバイスに保存されたファイルを、クライアントシステムに表示し、アクセスできるよう設計されたプロトコルだ。CIFSは、SMBプロトコルのバリエーションの1つだが、現状のストレージシステムの大半はSMBプロトコルを使用している。 Microsoftは「Server Message Block Version 1.0」(SMB1)を「Windows 2000」で導入して以降、CIFSという用語を使わなくな
こんな感じ。 cat で連続して nowファイルの内容を表示している。ファイルを変更しているわけではないが、 表示するたびに内容が変わる。 # cat now 2018-12-27 00:21:20 # cat now 2018-12-27 00:21:21 # cat now 2018-12-27 00:21:23 Fuse-BindEx どういう仕掛けかというと、今回作成した bindex ファイルシステムを経由して、 上記ファイルにアクセスしているため。この bindex というファイルシステムは、 「実行ファイルが read されたら、そのファイルを execute した際の出力を内容として返す」 という動作をする。上記nowファイルの本当の内容はこちら。 #!/bin/bash date "+%F %T" 今回の場合、bindex 経由で cat (read) するたびに、dat
Linux Advent Calender 2018の18日目です。 元々の予定はボツになった!?ので ちょっと古い話になります。 7日目のsystemd理解のヒント - systemdの概念と歴史と相反するような記事です。 古い情報も必要としている組込もんもいるので、その助けとなりましたら幸いです。 initとは PID=1として、カーネルの初期化が終わって初めて生成されるプロセスです。 ユーザランドで必要なファイルシステムのマウント・システム設定・サービス(デーモン)やプロセス起動を行います。 kernel parameterに init=でinitコマンドを指定することができます。省略すると /sbin/initなどが参照されます。 init=/etc/preinit ここでは 組込装置を前提として、busyboxのinitを想定します 設定ファイル initが起動すると、以下のファ
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