アップルがiPod+iTunes+iTunes Storeというハード・ソフト・サービスを巧みに組み合わせてネット時代にふさわしいコンシューマ・エレクトロニクス・ビジネスモデルを見せてくれたことに関しては、ここでもさんざん書いて来たが、反面教師として注目すべきなのは、ソニーになぜそれができなかったのか?ということ。 自分自身がメディア産業を持ち、ウォークマンというブランドを持ち、ネットビジネスに抜群のセンスを持つ出井氏を社長に据えたソニーはアップルよりははるかに良い立場にいたはずだが、なぜこんなことになってしまったのだろうか。 メディア産業を持つことが逆に足かせになった、ソフトウェア開発力の差、たまたまラッキーだっただけ、天才スティーブジョブズがいたから、イノベーションのジレンマ、などのそれぞれの側面から考察を加えることは可能だが、あの時代のソニーに特有の問題として特に注目すべきなのは、あ
2005年初め、ソニー消費家電部門の十数人の社員たちが異例の会議を開くため、カリフォルニア州パロアルトにあるデジタルメディアの新興企業Kinomaの本社に集まった。 Kinomaの最高経営責任者(CEO)Peter Hoddie氏は、かつてAppleに在籍していた人物で、何かと世間の注目を浴びていたデジタル音楽プロジェクト「CONNECT」をはじめとする、ソニー製ソフトウェアの開発の舵取りを任されていた。これまで他社のテクノロジを使用することを嫌ってきたソニーにとって、これは大きな方向転換だった。 ソニーの社員たちはKinomaのオフィスの仮眠用ベッドが並べられた共有スペースで2時間以上にわたって話し合った。出席者の話によると、Hoddie氏は自社製品の売り込みはしたが、それ以上は何も話さなかったという。CONNECTに使用する技術の詳細について尋ねられると、Hoddie氏は口をつぐみ、何
6月19日付けで退任するSCEI会長兼グループCEOを辞する久夛良木氏(写真は2006年3月のPS Business Briefing 2006 Marchにて) 4月26日、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI) 久夛良木健会長兼グループCEO(最高経営責任者)の退任が発表された。プレイステーションの生みの親として知られる人物であり、今後も名誉会長という形でかかわっていくものの、取締役も辞し、今後はSCEIと一線を画して活動していくことになる。 多くの人が驚きを隠せなかったこの退任劇だが、一介の家庭用ゲーム機の生みの親が職を退くだけでは、これほどの驚きを与えることはなかったと思われる。それは、久夛良木氏が、ゲームという枠にとどまらない、デジタルエンタテイメントにおける希代のビジョナリーとしても遺憾なく才能を発揮してきたからでもある。 今回の「麻倉怜士のデジタル閻魔帳」は、その
ソニーのアフィリエイト「BLOGENT」は、今更とか言わないでとりあえず入っとくといいかも アジャイルメディア・ネットワークより案内があり、ソニーが新しく始めたアフィリエイトプログラム「BLOGENT(ブロジェント)」の発表会に行ってきました。 不思議なのは、なんで今更アフィリエイトを、しかも発表会まで? という点だったんですが、プレゼンを聞いて「これはとんでもなく新しいアフィリエイトだぞ!」ということが理解できました。 BLOGENTの特徴のひとつとして、ECサイトのURLをそのまま使う「ダイレクトリンク広告」というのが挙げられています。これは、 ブロガーは、BLOGENT加盟ECサイトにふつうにリンクを張るだけで良い マーチャントECサイト側でJavaScriptとCookieを使い、リファラを見て来訪元を特定し購入までを追跡。BLOGENT登録アフィリエイターのサイトから来て購入した
イメージング エンタテインメント レンズテクノロジー& システム モバイル コミュニケーションズ ホーム エンタテインメント パーソナル エンタテインメント プロフェッショナル イメージング テクノロジー メディア ソリューション ソフトウェア サービス バーチャル プロダクション スポーツ エンタテインメント ライフサイエンス &テクノロジー セキュアテクノロジー &ソリューション ネットワークサービス イメージングエンタテインメント α™(Alpha™)やVLOGCAM、網膜投影カメラキットなどの商品を通じ、多様な映像表現や撮影する楽しさを広げるソニーならではの提案を進め、幅広いクリエイターの制作活動に貢献しています。 詳しく見る
ソニーは、テレビ製品としては世界初となる有機ELパネル搭載テレビ「XEL-1」を12月1日より発売する。価格は20万円。 新開発の11型/960×540ドット有機ELパネルを採用。自発光方式のため、バックライトなどの光源が不要という、有機ELの特徴を生かし、ディスプレイの最薄部は3mmを実現した。 独自の「Super Top Emission」により高い開口率を実現。さらに、多重反射により各画素の有機膜層から出力光を効率よく取り出すマイクロキャビィティ構造の採用や、出力光をカラーフィルタで調節することで、自然な発色と、高い色純度を実現する。 コントラスト比は100万:1以上(全白/黒)で、「われわれの持つ測定器の限界を超えている」という。黒色表現時には「完全なカットオフ、発光ゼロの状態にできる」ため、深い黒色再現が可能となっている。 また、輝度ゼロからピークまで、全階調にわたり細かな色制御
西田宗千佳の ― RandomTracking ― ソニー吉岡オーディオ事業本部長に聞く ウォークマン「OPEN」戦略の真意 ドイツ・ベルリンで開催されるIFA 2007を翌日に控えて、8月30日に行なわれたプレスカンファレンスにおいて、ソニーはウォークマンの「Goes OPEN」戦略を発表した。 ウォークマンといえば、近年はMP3やAACへも対応したが、音楽用コーデックにはATRAC系、DRMにはOpenMGと、自社規格を採用する製品、というイメージが強い。 それが、この秋に欧米で発売される新シリーズでは、コーデックにMP3/AAC/WMAを、DRMにはWindows Media Technology(WMT)を採用する形に切り替えた。オンラインミュージックストアの「CONNECT」ビジネスを終了、ジュークボックスソフトとしても、「SonicStage CP」の採用を止め、
CM撮影のためにスーパーボールをばらまいたり、ビルをペンキで7色に染めたりしてきたソニーが、今度は町のあちこちに泡発生器を仕掛けてマイアミを泡だらけにしました。 まるで災害の後のような惨状ですが、写真に写っている人はみんな楽しそうです。 詳細は以下から。Sony United Kingdom 泡に埋もれる車。降雪量の多い所だと似たような風景は見られるかもしれません。 泡が溢れかえっている町並み。 泡の海におぼれそうな人もいます。 駐車場に押し寄せる泡。 みんな埋もれてしまいました。 押し寄せる泡。 どこかの店まで泡が侵入。 ビルの屋上にも泡発生器が設置され、地上に降り注いでいます。 カメラのCMなので、いたるところにカメラマンが存在。 何を狙っているのでしょうか。 子どもにとっては格好の遊び場。 実に楽しそうです。 CMムービーはこちらから。 Sony Digital cameras an
先週後半の9月7日、ソニーの株価が下落し、再び5000円を割り込んできた。きっかけは、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が9月6日、次世代ゲーム機として注目を集めている「プレイステーション3(PS3)」の欧州での発売を、従来予定していた2006年11月17日から2007年3月上旬に延期すると発表したことだった。 これについて、SCEの久多良木健社長は「親会社であるソニーの部品(DVDの基幹部品である青色半導体レーザー)量産に遅れが生じた。ソニーの物作りの力が落ちている」と親会社批判ともとれる発言まで行い、ソニーとSCEとのぎくしゃくした関係までもが浮き彫りになった。 この欧州発売延期に伴い、2006年内の世界出荷の目標を400万台から200万台に引き下げた。内訳は日本が100万台、米国が100万台。2007年3月末までの目標は600万台を変えてはいないものの、ソニー再建の一番
言ってることはまったくの正論だと思うが、それをマスコミ向けに(しかも外国メディアに)ぶっちゃけちゃったところがアウトかも。彼にはやっぱり日本のメンツ文化は分からなかったってことなんかな。 ソニー会長、英紙に不満表明・「事業整理の熱意ない」(NIKKEI.NET) ハワード・ストリンガー氏が、フィナンシャル・タイムズの記者に向かって「(ソニーの一部役員はいかなる人員削減にも徹底的に抵抗した。)日本社会は米国社会よりも人道的だ」と吐き捨てた、という話。海外の会社はどうか知らんけど、日本の会社でそれやったらおしまいでしょ。 22日に出たソニーの再建策発表については、コメントしようかと思っていたけどあちこちで的確な読みが書かれていた(たとえば麻倉怜二氏のこちらの記事などが一番コンパクトでかつポイントを突いてるのでオススメ)んで、今さらコメントするまでもないやと思っていたが、少し気になっていたのは会
1 名前:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★ 投稿日:2007/09/10(月) 14:37:29 ID:???0 ソニーは、アクティブスピーカーを内蔵した踊る音楽プレーヤー「Rolly」(ローリー)を9月29日に発売する。「遊び心をスパイスに、ソニーで培われたさまざまな技術を、ソニーがずっと考え続けている音の世界に活かした、新しいリスニングスタイルの提案」としている。 コンセプトは、サイズの想像を超えるよい音「Clear Sound」、液晶なしの直感的ユーザーインターフェイス「Intuitive User Interface」、動きを通した自己表現で音楽を目で楽しむ「Motion&Communication」。製品ジャンルを「サウンドエンターテインメントプレーヤー」と命名し、「パーソナルから誰かと聴く音楽へ、リスニングスタイルが広がる」としている。 内蔵メモリは
●伝統的ゲーム機からの脱却が今回のテーマ 来週(11月11日)登場する、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の「PLAYSTATION 3(PS3)」。1年先行するMicrosoftの「Xbox 360」と、若干ずれる任天堂の「Wii」と合わせて、3社の“次世代機”が年末までに揃うことになる。構図だけを見ると、PlayStation 2、Xbox、GAMECUBE、Dreamcastで争った2000年前後のゲーム機戦争のリバイバルだ。しかし、今回のゲーム機戦争の中身は、前サイクルとは大きく異なっている。 ○各社とも“脱・伝統的ゲーム機”を強く指向している ○各ベンダーが目指す方向は大きく異なる ○その結果ハードウェアやソフトウェアの作り方が大きく変わった そして、その結果として今後の展開は、これまでとは違った方向へと向かい始めると推測される。 ○ネットワーク経由のサービスへと比
Sony Ericsson、3インチWVGAタッチパネル+フルキー+横スライド搭載スマートフォン「XPERIA X1」発表:Mobile World Congress 2008 英Sony Ericssonは2月10日、Mobile World Congress 2008開催前日に行われたプレスプレビューイベントで、新ブランド「XPERIA」とWindows Mobile搭載のスマートフォン「XPERIA X1」を発表した。市場投入は2008年下半期を予定する(2008年2月現在、国内向けの発売予定はなし)。 →「XPERIA X1」投入の狙いは――Sony Ericssonに聞く携帯戦略 →ウォークマン携帯、サイバーショット携帯の新モデルも発表 XPERIA X1は、海外向けに展開しているQWERTYキーボード(フルキーボード)搭載のスマートフォン「P1」に続き投入する、Sony Eri
4月7日、ソニー・インテリジェンス・ダイナミクス研究所によって「インテリジェンス・ダイナミクス2006」が開催された。今年で3回目。第1回と第2回についてはそれぞれ本連載のレポートをご覧頂きたい。 ●知能とは何か 「インテリジェンス・ダイナミクス(動的知能学)」とは「身体性を通してインテリジェンスを創発させる新しい人工知能の方法論と、ロボットを使った実世界とのインタラクションを通じて計算モデルを検証する構成論的脳科学を統合すべく提案中の名称」で、同所の造語。 目的は、ブレイン・サイエンスの知見を使って工学的に機械知能を実現することだ。人工知能という言葉を使わないのは、旧来的な記号処理ベースの人工知能とは違うものであることを強調するためである。 知能とは「環境に適応して自らを変化させ、あるいは適切な行動を選択する計算能力」とインテリジェンス・ダイナミクス研究所所長の土井利忠氏は定義している。
ソニー「任天堂はユーザを失っている。ゲーム人口を拡大するのはPSP」 ちょっと前に、engadgetで、こんな発言が、SCEアメリカのエグゼクティブ、ジャック・トレットンさんから飛び出したわけですが、本日、Digg経由で面白い記事を見つけたんでご紹介。 Next-Generation Systems: Sony's Greatest Quotes! 「Sony's Greatest Quotes!」。過去になされた、ソニーエグゼクティブの、偉大なる発言の引用の集大成です。英語の得意な方は、上記のページでどうぞ。稚拙な訳でよければ、以下に翻訳を載せておきます。訳の間違い等ありましたら、コメントなどで教えて下さると助かります。 "Most people, I think, don't even know what a rootkit is, so why should they care ab
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 4月26日夕方、東京・青山にあるソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の本社で開かれた取締役会は突然、重苦しい空気に包まれた。 「この辺で一区切りです。PS3には、今までとは違うやり方で関わっていきたい」――。 家庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)」の生みの親で、SCEの会長兼CEO(最高経営責任者)である久多良木健が、自らの退任を表明。同時に、短いお別れのスピーチをした。久多良木の表情は終始、険しいものだったという。 ソニー会長兼CEOのハワード・ストリンガーら、事前に久多良木から退任の意向を聞いていた一部のSCE取締役は、静かにそのスピーチを聞いていた。SCEの創業時から久多良木を支えてきた元ソニー・ミュージックエンタテイ
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