今シーズンのサンマ漁のトップを切って、北海道東部の沖で流し網漁が始まり、10日朝釧路港に初水揚げされました。 ことしは漁の不振を受けて出漁を見合わせた船が多く、水揚げ量は合わせて700キロと去年のおよそ3分の1にとどまりました。 一方、競りでは、サイズの大きい高いもので1キロ当たり3万3000円と釧路港としては、これまでで最も高い値がつきました。 サンマの流し網漁を行う漁業者などでつくる団体によりますと、北海道東部での流し網漁の水揚げ量は去年は3.3トンと、15年前の1000分の1にまで落ち込んでいます。 釧路魚市場営業課の青木一哉課長代理は、「この値段は数も少ないが大きいサイズが少なかったからだろう。サンマの数自体は去年、おととしと変わらず低水準で今後も期待できない」と話しています。 3万3000円の値が付いたサンマは、札幌や東京の市場などに送られるということです。北海道東部沖のサンマ漁
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