沖縄でも寒い日が続く中、南城市のあおぞら第2こども園で10日午前7時半ごろ、プールにたまった雨水に氷が張っているのを職員が発見した。あおぞら第2こども園では昨年1月にも同じ現象が見られ、竹千晶園長は「まさか今年も見られるとは」と驚いている。 沖縄気象台によると、この日の午前6時32分に南城市糸数で10.4度まで気温が下がった。昨年、同園のプールに氷が張った日は気温11.8度まで下がった。この日より気温は下回ったものの、沖縄気象台の担当者は「気温だけを見ると氷が張るような値ではない」と話す。 園のプールでは、職員らが薄い氷をちりとりですくい上げると、集まった園児たちが氷のかけらをつまんで「冷たい」とはしゃいでいた。 2年連続で珍しい現象が沖縄の同じ園で起き、専門家らは地形や放射冷却の可能性を指摘しつつ、「謎を解明したい」と強い関心を示している。
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