この画像を大きなサイズで見る 国の特別天然記念物マリモの生息地として知られる北海道釧路市の阿寒湖では、10年ほど前から従来の1.5倍以上ある直径約30センチの巨大マリモが相次いで見つかっているという。 道立総合研究機構環境科学研究センター(札幌市)などの調査によると、阿寒湖の水の透明度が94年前の水準に回復していたことが判明。水質が改善したことにより巨大化したのではと見ている。 調査を行ったのは、同センター自然環境部の石川靖主査(48)らと滋賀県立大の研究グループ。この夏、直径30センチの木製板を湖面から沈める透明度の調査で、水深9メートルを計測した。1917年に道が初めて阿寒湖を調査した時と同じだった。石川主査は「阿寒湖の水質の改善傾向が確認された」としている。 阿寒湖の湖底で確認された直径約30センチの巨大マリモ この画像を大きなサイズで見る 阿寒湖は戦後、湖畔の温泉街の排水が流入、1