「カジュアル過ぎるmicroformatsを少しだけ厳密に」の続きです。 マイクロフォーマット(microformats)の仕様は、自然言語と事例により記述されています*1。これは、親しみやすく読みやすく、教育的な読み物としては良い手法だと思います。が、仕様書としては問題と困難をかかえています。それを具体的に指摘したいと思います。例として、hCard仕様とhReview仕様(のごく一部)を取り上げます。 内容: プロパティの値って何? 複数のクラス名 CSSセレクタでデータを抽出できるか それだけでは済まない こんな事していいのか? マイクロフォーマットのアプローチはなぜ間違いなのか それでも使いたい プロパティの値って何? マイクロフォーマットのデータでは、プロパティと呼ばれる名前・値ペア(name-value pair)が基本になります。単一のプロパティ、またはプロパティの(階層的な)