4年で2000万円 政治資金報告書記載なし 松井一郎・大阪府知事(47)の秘書(35)と元秘書(30)が少なくとも2006年2月~10年3月の間、松井知事が社長を務める同府八尾市の電気工事会社から給与の支払いを受けていたことがわかった。この間の給与総額は約2000万円とみられる。企業による秘書給与の支払いは政治家への寄付にあたるが、松井知事が支部長だった自民党支部の政治資金収支報告書には該当する記載がなく、政治資金規正法に抵触する可能性がある。 「秘書と会社、両方の仕事してもらっている」 松井知事は読売新聞の取材に、「給与は会社が支払っている。私が議員と社長を兼ねており、2人には秘書と会社員の両方の仕事をしてもらっている。二つを明確に区分できない。収支報告書を修正するつもりはない」と話している。 松井知事らによると、秘書は松井知事が府議選に初当選した03年4月頃、元秘書は06年2月から、そ