師匠に関する新聞記事 ファンのご協力もあり、師匠の追悼関連の新聞記事を、手に入る分だけですが載せてみました。 4/20付 朝日新聞 朝刊 十九日亡くなった桂枝雀さんは、笑いの多い上方落語の笑いをさらにアップさせ、「枝雀落語」と呼ばれる世界を作った。その爆笑度、人気度は師の桂米朝さんをしのぐほどで、東西の落語界が受けた衝撃、損失は大きい。 座布団に足さえかかっておれば落語だとばかり、体全体を動かして自由奔放に演じた。手をひらひらさせる、眼を寄せるなどは序の口。くるっと体を半回転させたり、頭をガツンと床につけたりした。どくとくの抑揚があるしゃべり方も魅力があった。本題に入る前に語るマクラ噺もユニーク。アメーバのようなものから人間誕生までを語る「進化論」などで、マクラでさえ拍手がきた。 枝雀さんの目、物の見方、哲学が反映した登場人物にもひかれた。人間的な共感を覚えた。「宿がえ」の亭主は女房を