※岡和田晃によるこの原稿はサイト「21世紀、SF評論」に加筆のうえ収録されたため、削除させていただきました。
※岡和田晃によるこの原稿はサイト「21世紀、SF評論」に加筆のうえ収録されたため、削除させていただきました。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150116326/interactivedn-22 山形先生ご推薦の『堕ちた天使』復刊。正直言って小説としてそれほどできのよいものではない(『グローリアーナ』のようなバカバカしい絢爛豪華さを期待すると肩透かしを食らうし、陰陰滅滅としたムードを楽しみたければエレコーゼとかの方がよいと思う(エルリックは未読。すまん)。 しかし「現代ヒロイックファンタジーにとっての特権的主題としての(疑似)近世』について考えるにはいい材料といいますか、きっとムアコックのキャリアにおいての転換であるのみならず、現代ジャンル・ファンタジー史上の転換なのかもしれない(とファンタジー読みでない俺が言ってもどの程度説得力があるのかね)。 中村融の指摘にもあるとおり、「神話」から「近代」へのムアコックの関心の移動、というのはあるのだと思う
目次 0 目的 1 要旨 2 契機 3 他者 4 定義 5 歴史 6 円環 7 差異 8 不死 9 虚構 0’未来 0 目的 巽孝之編『日本SF論争史』(以下本書)は2000年5月15日に初版が発行され、同年11月15日に第21回日本SF大賞を受賞した。選考会においては、史料としては偏向し過ぎている、という意見に対し、「SFに関わっている人間のマニュフェストととれば、まさに現在のSFをめぐる状況を考えたときに大賞を与えるにふさわしい著作ではないか」(とり・みき選評より)という意見が主流を占めた故の受賞であった。 編者は「SF史がそっくりそのまま20世紀特有の思想史たりうることを示し」つつ、「編纂者自身の物語学を遠慮なく刷り込んだ」(巽孝之「受賞の言葉」より)と述べているのだから、選考は妥当な評価を行ったと見るべきであろうが、ジャンルの「外よりも内へ向けて」(荒俣宏選評よ
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