狂った殺人 珍しく、海外ミステリーを読んでみました。以前にも何冊かは読みましたが、日本語訳が堅苦しく、日本語のリズムとは違う。また、説明っぽく、ギャグも知的すぎて笑えない。これをウィットとか言うなら、そんなものいらない、などと普通は思っているのですが、今回は少し知的になりたかったのです。さて、意外と日本語訳も悪くなく、字も大きめだったので、最初の面倒くさい情景描写のページをクリアすれば、殺人事件がいきなり起こります。それから、そのあとは立て続けに起こり、緊迫します。地元の警察では手に負えず、本部長がスコットランドヤードに応援を求めます。だが、地元警察の部下たちは面白くありません。そこへ、長身で…