革の種類は、ブランドの違い、商品の違い、革をとった動物の年齢、という分け方を除くと、鞣(なめ)す方法の違い(主に、次の3種類)で分けられることが多いです。 【鞣(なめ)しの方法の違い】 ・クロム鞣し 三価クロムで鞣した革。 市販の革は着色仕上げされている。 柔軟、軽い、耐熱性が高い。 袋物、衣料、靴によく使われる。 ・タンニン鞣し 主に植物タンニンで鞣された革。 堅牢で、吸水性と可塑性がある。 ※「可塑性」は、革を湿らせて成型すると、乾いてもその形のままでいることです。 手縫い、スタンピング(刻印を入れる)、カービング(革彫刻)、染色に適する。 ・コンビ鞣し 2種類以上の鞣し剤で鞣された革。 …