2010年6月、小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星「イトカワ」表面の微粒子を回収し地球に帰還しました。イトカワのサンプルをもとに分析された結果の一部が、JAXA(宇宙航空研究開発機構)のサイトに掲載されています。
▽ JAXA|小惑星イトカワの真の姿を明らかに 〜「はやぶさ」サンプルの初期分析結果〜
「イトカワ微粒子のこれまでの初期分析成果」というページでは、初期分析用サンプルの提供を受けた各大学の研究グループによる分析結果が公開されています。分析によると、「地球に落下する隕石は小惑星から飛んできている」「イトカワは小天体との衝突を繰り返していた」「イトカワの母天体は現在の10倍以上の大きさだった」などの事実が明らかになったそうです。
サイトでは4人の科学者が自身の専門を紹介し、それぞれの観点からイトカワの微粒子の初期分析結果に関して考察しています。科学者の名前と、考察の題名は以下の通りです。
- 藤村彰夫さん(JAXA 月・惑星探査プログラムグループ 研究開発室 参与)
- 中村智樹さん(東北大学大学院 理学研究科 准教授)
- 圦本尚義さん(北海道大学大学院 理学研究院 教授)
- マイケル・ゾレンスキーさん(NASA ジョンソン宇宙センター 地球外物質探査科学部門 鉱物学者)
はてなブックマークのコメント欄には「イトカワのサンプル初期分析について、研究者の方々へのインタビュー特集。結構な量。どんな風に分析が進められているのか、わかるのがいいね。じっくり読む」「2011年12月27日公開。これは年末年始にじっくり読めってことですね。あざーす!」といった声が寄せられています。