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米大統領選挙後、大学図書館において差別的事件が増加(記事紹介)

2016年11月28日付けの米Library Journal誌オンライン版記事で、2016年11月8日の米大統領選以降、大学図書館においてマイノリティを攻撃する差別的事件が増加していることが報じられています。

同記事ではオレゴン州ポートランドのReed Collegeの図書館トイレで人種差別的・同性愛者差別的・反ユダヤ主義的落書きが見つかったことをはじめ、多くの大学図書館で同種のマイノリティを攻撃する落書きが見つかっているとしています。対象はトイレやホワイトボードのほか、オバマ大統領の伝記等、図書に対し同様の落書きをする例も見られるとのことです。また、落書きにとどまらず、ムスリムの女子学生がスカーフを無理やりとられそうになる事件等も起きているとされています。

Campus Libraries See Increase in Discriminatory Incidents(Library Journal、2016/11/28付け)
http://lj.libraryjournal.com/2016/11/academic-libraries/campus-libraries-see-increase-in-discriminatory-incidents/

参考:
米国図書館協会会長、選挙後の図書館や図書館員が果たすべき役割についての声明を発表
Posted 2016年11月16日
http://current.ndl.go.jp/node/32940