「消化力」とは胃腸だけの問題ではありません
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「休んでも疲れが取れず、すっきりしない」
「慢性的な胃痛・胸やけに悩まされている」
「さまざまなダイエット法に飛び付いては、挫折を繰り返している」
「肩こりがつらくて、マッサージに通ってばかり」
「なんとなく気分がすぐれず、うつ気味である」
このようなお悩みを抱えている方は、多いもの。
しかし「消化力」を高めれば、これらの症状は劇的に改善、解消します。
残念なことに、消化力が低下している現代人が増えています。「消化力の低下」と聞くと、胃腸にまつわるトラブルを思い浮かべる方も多いことでしょう。しかし、問題はそれだけに限りません。
消化力の低下は、実は心身のあらゆる不調の原因です。
たとえば「肩こり」のように、「消化」とはまったく関係がないように思える多
くの症状でさえ、消化力の低下が引き金になっています。
まず、「食べることの消化力」が落ちると、必要なホルモンが適切につくられず、
自律神経のバランスが崩れ、免疫力が弱まります。また脳内のホルモンや神経伝達
物質がうまく供給されず、脳の血流が悪化します。そんな状態で、仕事や勉強で十
分な成果を上げられるわけがありません。ストレスにも常に悩まされるはずです。
さまざまな依存症にも陥ることでしょう。何かに依存している人は、本当に多い
ものです。タバコやお酒といったわかりやすいものから、過食、浪費まで……。
「何かをやめられない」「何かに頼らずにはいられない」という状態は、消化力を
さらに弱め、「負のスパイラル」を招くだけ。今すぐ手を打たなければ、大病にな
ってしまいます。
けれども「消化力」の存在に気付き、意識して高めていくことができれば、体や
心のささいな不調は一気に吹き飛びます。
つまり、「なんとなく気分がすぐれない」「うつ気味である」などというはっきり
とした診断の付かない状態は、消化力不足が原因なのです!
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近著「消化力」(ワニブックス刊)で詳しく書いた、「簡単だけれども9割の人が実行していない方法」で消化力を高めれば、体も心もみるみる健康になります。
その結果、人生が劇的に変わり、幸せになることは間違いありません。
もし、病気や体調の異変に気付いたら、体のみならず、心や暮らし、人生観まで見直すべきなのです。
そして、その場しのぎの対症療法に頼るのではなく、まずは食事や入浴といった生活習慣の改善から、消化力を上げていくとよいでしょう。
消化力が上がれば、アトピーの改善やダイエットの効果も望めます。
そして高い消化力を保つことができれば「未病」(病気に向かいつつある状態のこと)も遠ざけられるのです。「消化力」を高めることで、あなたの人生はガラリと変わります。
もちろん、目標達成や夢の実現にも、早く近づきます。
消化力の大切さに気付かずに生きるなんて、心身に負荷をかけ続けるだけ。いわ
ば「人生の回り道」で、本当にもったいないことなのです。
では、食生活の改善による「消化力」の高め方について以下、ご説明しましょう。