アフガニスタンのドイツ領事館に攻撃 少なくとも2人死亡
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アフガニスタン北部のマザーリシャリーフで10日、ドイツ領事館にトラックを運転する自爆犯が敷地内に侵入し、少なくとも2人が死亡した。地元当局者が語った。攻撃は反政府武装勢力タリバンによるものとみられる。
現地時間午後11時(日本時間11日午前3時半)に起きた攻撃では、領事館で大きな爆発が起き、銃声が聞こえたという。病院によると、80人以上が負傷している。
タリバンは犯行声明を出し、今回の攻撃は有志連合が今月、北部クンドゥズで実施した空爆によって民間人が死亡したことへの報復だと述べた。
北大西洋条約機構(NATO)が空爆の経緯について調査を始めている。空爆は、アフガニスタン軍がタリバンに包囲されたとして空爆の支援を求めたことを受けて実施された。
地元当局によると、戦闘では民間人30人が死亡し、その多くが空爆によるものだった。
ヘリコプターが上空を旋回
北部バルフ州の州都マザーリシャリーフにあるドイツ領事館は、壁で周囲から守られた施設になっている。
ドイツはアフガニスタンに1000人近い兵士を派遣しており、その大半はバルフ州に駐留している。
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NATO広報官は、ドイツ領事館に「多大な損害」が生じたと語った。NATOの部隊が現場から関係者を撤退させる準備を進めている。
爆薬を積んだ車両が少なくとも1台、領事館を囲む壁に突っ込んだという。当局は2台目の自動車爆弾の可能性について調べている。
ソーシャルメディアでは、ヘリコプターが領事館の上空を旋回しており、救急車が街中を猛スピードで通ったと伝えられている。
今回の攻撃は、アフガニスタンで治安への懸念が高まるなかで起きた。10月には、タリバンがクンドゥズを陥落させるまで一歩手前まで迫ったが、押し戻されている。