昨年フランスで「違法ダウンロードユーザーに警告文を送り、警告3回でネット接続を停止する」という、いわゆる「スリーストライク法」が成立した。同法を執行する機関Hadopiには現在、仏レーベルから1日に2万5000件の侵害の報告が寄せられていると、仏音楽団体の幹部が明らかにした。ただし、通報された侵害行為のうちどれだけが、実際に警告文の送付に至ったかは分からないという。
この法律の下では、権利者が著作権侵害者のIPアドレスなどの情報をHadopiに渡し、HadopiがISPに侵害者の身元開示を求め、ISP経由で警告文を送付する。関係者によると、Hadopiは、警告文を受け取った人や、Hadopiシステムに反対する人からの電話が殺到することを恐れていたという。しかし、当初心配していたよりも電話はずっと少ないようだ。
French three strikes agency getting 25,000 complaints a day(Ars Technica)
「ストリートビューに自宅が写っているのが嫌なら、引っ越せばいい」――Googleのエリック・シュミットCEOが先週、CNNのテレビ番組でこのように語った。後にGoogleの担当者は、シュミット氏の発言は「ストリートビューが、ある時点での静的な写真を提供しているにすぎないということを主張している」と説明、Googleはユーザーからの写真の削除要求を受け付けていると述べた。
シュミット氏は以前にも、プライバシーに関して「他人に知られたくないようなことは、そもそもすべきではない」「若者には、SNSに記録された若気の至りを捨てるため、大人になるときに改名する権利が与えられるようになるだろう」など、物議を醸す発言をしている。
またCNNは、後でインタビューからストリートビューに関するシュミット氏の発言を削除した。同局は、Googleからの要請で削除したわけではなく、局側の編集判断だとしている。
Schmidt: Don’t Like Google Street View Photographing Your House? Then Move.(All Things Digital)
中国の大学生の自殺をめぐり、IMサービス「QQ」を運営するTencentが訴えられた。このファンという名の大学生は、QQで知り合ったほかの学生と一酸化炭素中毒による心中を図ったが、ファンくんだけが死亡した。ファンくんの保護者は、Tencentが心中に関する情報を削除ないし遮断しなかったとして提訴するとともに、生き残った学生も訴えている。報道では、この学生がファンくんに心中を持ちかけたという。Tencentは、同社には法的責任はないと主張している。
China’s Tencent sued over suicide pact entered over QQ IM(The Next Web)
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