全国にいる、管理会計とその関連システムやその辺の担当者は多分1000人ぐらいだと思います。そのうちこの記事に辿り着く人は、0.1%程度だと思うので、約1名位の読者を想定しています。宜しくお願いします。 まず最初に・・・管理会計(原価計算)の世界には、「原価計算の歴史は、間接費との戦いである」という名言があります。 おそらく管理会計に関わった人で異論のある人は居ないでしょう。勿論、直接費の管理こそがコスト管理である、という意見もあると思いますが、これは後で議論しましょう。道は半ばではございますが、個人的な間接費との戦いの記録を置いておきます。ほぼ203高地状態。 まず、原価計算の簡単な説明です。世の中のコストはざっくり大別すると、作ったものに直接かかった費用(直接費)と、直接かかったわけではないがどうみても費用としてかかっているでしょう、という費用(間接費)に分かれます。細かい定義は割とべら