無残に破壊され、崩れ落ちた大聖堂。 略奪され、焼かれた博物館。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻からまもなく3年がたちます。 多くの命が失われた一方で、これまで長い歴史をこえて受け継がれてきた貴重な文化財の数々も甚大な被害を受けました。 残された文化財をどう守り抜くのかという課題に、いま、日本の知見が生かされようとしています。 ウクライナの文化財をめぐる現状とその支援の現場を追いました。 (科学・文化部記者 三野啓介) 大きく損壊した大聖堂。ウクライナ南部、オデーサで撮影されました。 ユネスコの世界遺産に登録された「歴史地区」にあるこの聖堂はおととし、ロシアのミサイル攻撃で甚大な被害を受けました。 それだけではありません。 東部マリウポリでは、新石器時代の貴重な考古学的資料を収蔵する博物館が略奪を受けたり、南部主要都市のメリトポリではスキタイ文化の金製品が奪われたりするなど、東部と南部を
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