〈北海道猟友会(札幌)が、自治体からのヒグマの駆除要請に原則応じないよう、全71支部に通知する方向で最終調整していることが13日、分かった。砂川市の要請による駆除で発砲した弾が、建物に当たる危険性があったとして、猟銃所持の許可を取り消されたハンターが処分の取り消しを求めた控訴審で、10月に敗訴したことを受けた対応で、民間任せの駆除のあり方に一石を投じる狙いもある。〉 10月の控訴審判決については、私の知り合いのハンターからも「ありえない判決」「こんなんじゃ、今後、駆除なんてできない」という怒りの声が届いていたが、猟友会による駆除拒否という動きに発展するとは思いもよらなかった。 同時に北海道猟友会砂川支部奈井江部会で部会長を務めるハンターの山岸辰人(72)のことを思い出した。今年5月、山岸が率いる奈井江部会は、奈井江町からのヒグマなどの鳥獣被害に対応するための実施隊への参加要請を辞退し、全国