*なぜこの人はこんなに自信があるんだろう・自慢ができるんだろう という感想を抱かせる人がいる。いきなり電話してきたかと思ったら、自分の自慢話を始めて聞く方がうんざりしてきた頃に「それじゃあ」といって一方的に電話を切ったりとか。 面白いのは、そういった自慢屋の人たちが「自分が自慢をしているとは一切思わない。ただの体験を話しているだけなのに、周りが自慢と受け取ってしまう」と主張している点である。傍から見ると、明らかに自分をよく見せようという意図が感じられるのに。しかし、自慢屋の人はウソをついている風でもなさそうだ。この一見の矛盾をどのように解釈するか? *「自慢していない自慢屋」 そもそも自慢とは何だろう。辞書を引いてみると『自分で、自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ること』とある。そこから自慢が成立する条件を抜き出すと、「自分」「自分との関わりある物事」「褒める」「他者」「誇る」の5つに