(CNN) 10万年前にオーストラリアに住んでいたカンガルーの仲間は、ウサギのような顔で、人間のように直立歩行をしていたことが最新の研究で明らかになった。 オンライン科学誌「PIOS ONE」に掲載された「絶滅したジャイアントカンガルーの移動」という論文によれば、身長は2メートル超で体重250キログラムという巨体だったため、うまく跳べなかったらしい。約3万年前に絶滅した。 研究チームを率いた米ブラウン大学のクリスティン・ジャニス教授(進化生物学)は「歩いていたのでなければ、あれほど体が大きくなるはずがないと思う」と語る。 論文によれば、骨を生体力学的に分析した結果、この巨大なカンガルーの仲間は2足歩行をしていたと考えられるという。 「生体力学的にみてゆっくり跳ぶのが不可能だったとすれば、大きな動物であればなおさら(普通のカンガルーのように4本の足と尾を使った)5足歩行をするのは容易ではない
ギリシャ神話から飛び出してきたような鳥「ハーピーイーグル」は正面から見ると別の鳥に見える ハーピーと言えば、ギリシア神話に登場する女面鳥身の伝説の生物ですが、その名を冠した「ハーピーイーグル」(和名オウギワシ)という鳥がいます。 幻想世界から飛び出してきたような、魅惑の姿をご覧ください。 ハーピー(ラテン語でハルピュイア)はギリシャ神話では、顔から胸までが人間の女性で、翼と下半身が鳥と描写される生き物。 ダンテの叙事詩『神曲』地獄篇やファンタジーなどにも登場する怪鳥として知られています。 では、その名を冠したハーピーイーグルが、どんな姿をしているのかというと……。 1. 何という美しさ! 2. オウギワシという和名のとおり、頭に扇のような羽飾りがあります。 3. オオワシなどと並び猛禽類の中でも最大級で、サルやナマケモノを襲うこともあるそうです。 4. 滑空しているとき。 5. 見下ろして
グローバル化で企業の競争力が高まる中、企業は、生産性の向上、人件費の抑制、組織の効率化、選択と集中など、生き残りをかけて取り組んでいる。 「集合体をつくって生活する生き物たちは、組織の効率を最大にするような進化をしていない」と語る長谷川氏。集団の利益を高めるために必要なことは? 生き残るために企業はどうあるべきか?アリの生態から学ぶことがあるのではないか? 「人より“数字”が偉くなった社会」の問題点を、度々指摘してきた私、河合薫が、働かないアリの意義を伺った前回に続き、今回は、組織の効率化と生産性について、長谷川氏にお話を伺います。 (1回目はこちら) 河合:アリの社会って、働かないアリに、「お前、いつも働いてないじゃないか!」と攻撃するようなアリはいるんですかね。 長谷川:そういうことはないです。働きアリって基本的には全員女王アリの娘なので、女王が子孫をたくさん残してくれればいいわけです
「今年は蚊に刺されない」。人々の口から、こう不思議がる声が聞かれる。大阪府が10年以上にわたり府内で蚊の種類などを調べるために捕獲している蚊の数も、近年は減少傾向にある。この夏、大阪だけでなく各地で35度を超える気温を記録。専門家によると、猛暑になると、卵を産む場所の水たまりが干上がるほか、成虫でも生命を維持することが困難になるという。かつて夏と言えば、蚊に刺されることが、花火やかき氷などとともに季節を感じさせる「風物詩」だったが、それが変わりつつあるのだろうか。(張英壽) ■「1回もありません」 大阪ミナミの南海なんば駅前広場。喫煙所が設置され、木々や植栽もある。今月の真夏の日暮れ、集まった人たちに「最近蚊に刺されたか」と聞いてみた。 「今年は1回も刺されていません。言われてみて、気づきました。もともとよく刺されるほうで、例年汗をかくと刺される。今年はいつもよりも汗を多くかいている
ヤモリの足の概観 キモイですねー(画像出典はこちら) 以前から注目していた研究成果を展開致します Tshozoです。窓際は暑い季節になりました。 さて、ヤモリ。筆者の実家に戻ると、夜、光で明るい窓にペッタリひっつきながら昆虫類を食べているのをよく目にします。今回は一つの窓で違う個体が3匹くらい居ました。 こんな感じでした 窓はガラスです。ツルツル。普通のイメージだと、吸盤かなんかで吸い付いて登ってることを想像するでしょうが、実は違います。ヤモリの足の表面には吸盤はありません。「毛」があるだけなのです。 ヤモリの足の先端部分の構造 こちらより筆者が改編して引用 → ● 上の写真のように「繊毛(Seta, 又はSetalと言うようです)」がワラワラと一杯生えており、吸盤らしき構造は全く見当たりません。さらに繊毛の先はもっと細かく、1um以下のサイズの箒が多数生えているようになっています。どうし
生き物は大まかに分ければバクテリア、植物、動物の3つに分類できます。動物だけでも100万種類程度存在し、植物やバクテリアまで含めれば地球上には500万種類以上の生物が存在するそうですが、「動物たちはいったいどこからきたのか?」という誰もが1度はふと考えたことがありそうな壮大なテーマを、Quanta Magazineが解き明かしています。 Did Bacteria Drive the Origins of Animals? | Simons Foundation http://www.simonsfoundation.org/quanta/20140729-where-animals-come-from/ 地球が誕生したのは45億5000万年前と考えられていますが、それから約5億5000万年後になって地球上に原始生命が誕生したそうです。原始生命の誕生から何十億年もの間、地球上には単細胞生物し
現在、生物学、地質学、考古学などに関する海洋研究を世界中の海を回りながら行っている探査船ノーチラス号。そこに乗船している研究者らはメキシコ湾での深海調査で奇妙な生物を発見し撮影に成功したようだ。 無人探査船ヘラクレスが撮影した映像には、なにやら前後で別の生物のようにもみえる奇妙な形をしたこの生物が映されていた。研究者らによると、今回発見したのは深海に生息する『クダクラゲ』の仲間。 発見された際、研究者らも「信じられない!」、「素晴らしい」、「私は狂うほどこの生き物が好き!」など驚きを隠せない様子だ。 ▽動画 この生物の名前は不明。恐らく今後この映像を元に解析され、新種として論文に記載される日が来るかもしれない。 クダクラゲ目の仲間で非常に有名な生き物が「カツオノエボシ」。クダクラゲの仲間は実は一つの生物ではなくヒドロ虫が多数集まって群体を形成したもの。そして、中には非常に強い毒を持つもの
本書は、サルによる実験を通じて「愛情」の研究を行ったハリー・ハーロウ教授の伝記である。 著者は、「霊長類を動物実験として用いることについての倫理問題」を論じた連載でピュリッツアー賞を受賞し、当初はハーロウ教授が行った実験について批判的であった人だ。しかし、その後、「育児放棄」の破壊的な影響について連載した際に考え直す。 結局のところ、これはハリー・ハーロウの業績だわ。 本書の表紙は、有名な「代理母」研究におけえる写真だ。布が貼られた人形を“母親”だと思い、しがみついている赤ちゃんサルは、あまりに印象的で切ない。実際には、単なる「布おむつ」であっても同じ結果が得られる実験だった。しかし、ハーロウ教授は、頭と顔が必要だと言った。人にとってなにかリアルな物を付加し、愛情について考えて欲しかったのだ。 今となっては信じられない話だが、1950年代当時は、母親と子どもは「授乳のみで結びついた関係」で
この色は衝撃レベル…ジャワ島の「黒いニワトリ」は想像を超えるほど黒かった 黒い鳥といえばカラスを思い浮かべますが、ニワトリにも黒い品種がいます。 インドネシア・ジャワ島原産で、「アヤム・セマニ」“Ayam Cemani”という品種なのですが、きっと見ればびっくりすると思います。 驚きの黒さをご覧ください。 1. 黒! こ、こんなに……!? 2. トサカからつま先まで、墨汁で染めたのかと思うほどの漆黒。 3. めんどりも真っ黒。 4. 集団でも真っ黒。 5. なんと口の中まで黒。 6. 鶏肉として並ぶとこんな感じに……。 じゃあ卵は? やはり黒いのでしょうか? 7. おっと卵は普通でした。ややピンクがかった白とのことです。 ええと、それじゃあ、ひよこのときは? もしかして……。 8. ひよこも黒かった! 9. 白い卵からふ化したところ。 10. 母鳥とひよこたち。 あまりニワトリという感じが
イネの害虫の駆除に使われる農薬が、ミツバチが大量に死ぬ被害の原因となっている可能性が高いことが分かり、調査を行った農林水産省は農薬を散布する際には、ミツバチにかからないよう注意してほしいと呼びかけています。 農林水産省は、全国各地で起きているミツバチの大量死が農薬の散布と関係しているのではないかという養蜂家などからの指摘を受け、ことし3月までの10か月間に全国69か所で起きた大量死の原因を詳しく調べました。 その結果、全体の9割近くに当たる61か所でイネの栽培がすぐ近くで行われ、ミツバチの死骸からもイネに使われる農薬が検出されるなど農薬が被害の原因となっている可能性の高いことが分かったということです。 このため農林水産省では、当面の対策として水田の近くでのミツバチの飼育はできるだけ避けることやミツバチの活動が盛んな時間帯は農薬の散布を避けるなどして、農薬がミツバチにかからないよう注意してほ
多くの人が集まったり一定の広さを持つ部屋には、万が一の事態にも安全に脱出できる非常出口の設置が法律で定められています。効率的な避難路を確保するために非常口の周辺には障害となる物を置かないことが必要とされていますが、アリを使って特定の条件下で行われた一連の実験の結果では、非常出口の前に障害物を置いたほうが、脱出のスピードが速くなるという意外とも言える結果が明らかになりました。 Want to Get Out Alive? Follow the Ants - Issue 13: Symmetry - Nautilus http://nautil.us/issue/13/symmetry/want-to-get-out-alive-follow-the-ants これらの実験の対象となったのは、アリ科の中でも大型に分類されるキューバアリで、その生態を観察することで検証が進められました。実験を行っ
多くの人を感心させていた「アリはどうやって歩いているか」という画像 アリは昆虫なので足が6本あります。 当然その6本足で歩いているわけですが、いったいどんな動きをしているのか考えたことはあるでしょうか。 2本ずつバラバラに動かしている? それとも片側の足ずつ動かしている? そのメカニズムと動きが、とてもよくわかる画像が話題を集めていました。 (アニメGif) おお、こうなっていたとは! 色分けしてあるので、3本ずつセットで、交互に動かしていたことがよくわかります。 青3本が前のとき。 赤3本が前のとき。 普段は考えもしない発見(?)に、海外掲示板も盛り上がっていました。 ●うちの猫も、相当バカな歩き方をする。両方の右足、そうして両方の左足、という変な歩き方をするのでアンバランスでとても笑えるんだ。なのでちょっとでも何かに当たると転ぶ。ただしハンティングに出かけると、急にまともに歩くようにな
細胞内を自由自在に動き回れる自律推進型の極小モーターの製作にアメリカの研究チームが成功しました。この実験の成功によって人間の体内を自由に移動させ癌細胞などに狙いを定めて投薬するドラッグデリバリーシステムの実現に大きく近づきそうです。 Acoustic Propulsion of Nanorod Motors Inside Living Cells - Wang - 2014 - Angewandte Chemie International Edition - Wiley Online Library http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/anie.201309629/abstract Nanomotors Are Controlled, for the First Time, Inside Living Cells — Eberly Col
新しい万能細胞「STAP細胞」を発見した理化学研究所の小保方晴子ユニットリーダー(30)が、1月28日に開いた記者会見の一問一答は次の通り。 ――STAP細胞を作るため、細胞に外部から与えるストレスで、酸性の液体を選んだ背景は。 「実は様々なものを試した。細いガラス管の中に通す物理的ダメージを与えたり、毒素で細胞膜に穴をあけたり、飢餓状態にするために栄養を与えず長期培養したり、ヒートショックを与えたり、思いつく限りの条件を試した。その中でたまたまというか、酸性溶液によるストレスが最も効率が高かった」 ――なぜ外部から刺激を与えるという方法を思いついたのか。 「(体の細胞から)小さい細胞を取り出す操作をすると幹細胞が現れるのに、操作しないと見られない。幹細胞を『取り出している』のではなく、操作(という外部からの刺激)によって、『できている』という考えに至った」 ――STAP細胞にはiPS細胞
海岸に住むイワトビペンギンのコロニーを観察するために、ペンギンの卵の中に隠しカメラを仕込んでみた――という動画がYouTubeで公開されています。卵は集団に紛れ込んでペンギンたちを撮影するはずだったのですが、意外な展開へ。 群れの近くに放置された卵(カメラ)に迫ってきたのは、ペンギンではなく、別の種類の鳥。卵をつかんで集団の上空を飛び始めちゃいます。大変なことになりましたが、卵のカメラは海岸に密集するペンギンたちを鳥瞰で捉えるという、これはこれで貴重な映像を撮影することになりました。 ペンギンのコロニーを間近で観察しようと卵に隠しカメラを仕込んだところ 鳥が卵を狙うというハプニングが 飛ぶ鳥の目線でペンギンの群れが眺められることに。絶景! その後、鳥は卵(カメラ)を落としてしまい、今度は別の種類の大きな鳥が2羽がやってきます。カメラに向かって大きなくちばしが近づくのはなかなかの迫力。鳥がつ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く